どうもです。
ギリギリです。
オーストラリアに来て今年で10年。
前回ではその間に学んだ事を時代別に話しました。
今日は、この10年で学んだことの他思ったこと、気づいたことなどをつらつらと話していきます。
前回:オーストラリアに来て10年経ったので振り返る(大学卒業~現在)
10年のうちに思ったこと、気づいたこと
この10年の間にいろいろ経験したわけですが、
その間に思ったこと、気づいたことなどを箇条書きで挙げました。
学びとどう違うのかと疑問になるものもあるけど、とりあえず挙げておきます。
- 永住権を取ってからのほうが学ぶことは多い
- これは日本でも同じか。仕事、結婚、不動産、資産管理、その他
- 仕事中、人の質が低いと感じることがよくある(ワーホリ時)
- 「英語力がないから仕事につけない」は、事実なのか自信のなさからくる言い訳か
- 「英語は通じればいい」は、相手に理解を強いているのではないか
- 自分の下手な英語を相手が理解してくれることに甘えていないか
- 自分が同じ立場になって考えてみると、相手の苦労がわかる
- 何かあって配偶者や他人に頼れない時、英語が喋れなくてどうするのか。子どもの教育などはどうするのか
- https://twitter.com/PostgradBrissie/status/1258365859564675074
- 差別や歴史について知ることに興味が湧いた
- 逃げたのではない、人生の方向転換だ
- 人生は短い。ワーホリや留学、仕事をやめる時に言われる「逃げるのか」などという中身のない批判を真に受けて時間を無駄にしてはならない
- そもそも人生において「逃げる」とは何か
- 逃げた、逃げてないにかかわらず、「逃げてはダメ」という謎理論に囚われてはいけない
- 仮に嫌いなことや自分ができない事から遠ざかろうとして、何故それを「逃げ」だと悪いことのように断じ、批判するのか
- 嫌なことを無理にやる必要はないし、むしろ時間の無駄では
- 他人は好き勝手言う
- 他人は表面だけみていろいろいう
- 日本人はとてもjudgementalであり、人のやることにケチを付けずにはいられない(多数派と違うことには特に)
- 他人は自分の人生に責任を取らない(取れない)
- 他人視点より自分視点
- 他人と比べても意味が無いことのほうが多い
- 自分が何を考え何をしたいかを中心に考える癖をつけるのが大事
- オーストラリアと日本の個と集団の違い
- 日本はまず集団があって、集団の形に個が合わせて自分の形を変えていく感覚。個よりも集団が主体。個は集団に属する事を望む傾向が強く、集団間の上下関係が個の威厳などに直接繋がりやすい(出身大学、所属する会社が優秀なほど、その集団の名を出すだけですごい人だと思われやすい)。日本人の気質的に集団の形成を重んじるので個人として犠牲になる人が多い気がする
- オーストラリアでは個が集まってそれが自然と集団となり、その形を形成する感覚。集団としての意志もあるが、個の意志も割とある感じがする。個が集団を抜けて別の集団にいくことにためらいはないし、周りも咎めたりしない。すでに所属する集団に固執するより、そこを抜けて自分にあった集団を探す傾向が日本よりも強い感じがする
- オーストラリアの錠剤は巨大で飲みこみづらい
- オーストラリアの歯ブラシは先端がでかすぎる
- ダイソーで売っとる歯ブラシじゃないとむり
- 子ども用の歯ブラシならなんとかなるか(ただし取っ手が短くて握りにくい)
- 電動歯ブラシ(sonicare)の歯ブラシはちょうどいい
- バカの次元が違う
- どういう人生を歩んだらその言動ができるのか
- 文章より会話、Eメールより電話、電話より対面で話すことを好む
- 問い合わせなどでメールを送っても無視したり返信が遅い店やサービスがけっこうある
- メール<電話<対面での会話の順で好まれやすい気がする
- 仕事探しは電話でないと難しい場合がある(ファームジョブとか)
実際はもっといっぱいあるんやろうけど、
全てを書き留めているわけではないのでまあこんなところかな。
あとで追加するかもしれません。
ところで、オーストラリアの錠剤と歯ブラシのデカさはちょっと異常やと思うのはオレだけ?
アジア人にはあの巨大な歯ブラシは合わんと思うんやけど。
永住ビザを取るまで
永住ビザをとるまでに必要なことなどを、これまでのブログやツイッターで何回か話してきました。
今回、永住ビザ取得までに思ったことなどを簡単にまとめてみました。
- 計画と準備と行動と継続、これに尽きる
- 正しい方向に向けなければ努力は報われない
- 当たり前だが重要で、かつ意外と忘れやすい
- 努力が報われないこともある
- 全力でやろうがやるまいが、結果がついてくるかは別の話
- 諦めず行動すれば起きる奇跡もある
- 時には運もいる
- 逆に運が悪いと、例えば取れそうな永住ビザの取得条件がビザ申請直前で変わったりする・・・
永住ビザを取るのに必勝攻略法みたいなのはないです。
職歴や学歴、やりたいことなどもろもろが個人によって違うし、狙うビザによってもいろいろ変わるので。
オレが大学にいた頃は、同じ学科は国際留学生が9割ぐらいで、そのうちの多数は永住ビザ取得を目的にしていました。
卒業後、意外と楽に取れた人もいれば、仕事探しすら苦労している人もいました。
大学時代に努力してなかった人は仕事探しに苦労している人が多かったように思います。
就職は、多くの人にはビザ取得の成否にそれなりにかかわる大事なこと。
職歴やインターン、学校の成績など、強みになるものがないと就職、ひいてはビザ取得は厳しい気がします。
努力と少しの運ですね。
スポンサーをしてくれる企業が運良く見つかったとか、たまに聞きます。
あと、オーストラリアの大学の学費は高いので、
金が用意できない人は別の道で永住ビザを目指すしかないですね。
ただ、大学進学が唯一の永住ビザの道ってわけじゃないです。
オレの同僚にオーストラリアの大学言ってなくて、独学でソフトウェア開発学んで就職したって人もいるので。
戦略次第です。
このように、永住ビザを取るには努力以外のものも必要なことが多いです。
いろいろ大変やと思うけど、計画と準備と行動と継続だけは常に心がけてください。
永住ビザをとってから
永住ビザを取ってから思うこともいくつかありました。
取得前から思っていて、改めて思うこともありました。
いくつか挙げてみます。
- 何でオーストラリアで暮らしたいのか
- ワーホリの延長線上でものを考えてないか
- ワーホリや留学と、生活基盤を築いて腰を据えて生きる永住は違う
- 永住ビザを取ってからのほうが人生は長い。永住ビザ取得後何をするのか考えたほうがいい
- 永住ビザ取得が目的の人(=それ以外の目的、目標がない人、やることがない人)はビザをとっても長く続かないことがよくある
- 永住ビザを取っても帰国する人、した人の話をいくつも聞いた
- オーストラリアでどう生きたいのか?何をしたいのか?
- 社会的なつながりは移民にとってより重要ではないか
- 周りとの繋がりが少ない人(友達、近所付き合いなど)は、仕事やボランティアなどで社会との繋がりがないと孤独感が増す気がする
永住ビザを取るまでは日々の生活、就職、ビザの更新などに必死で考えることがなかったことを、永住ビザを取ってから考えるようになったように思います。
永住ビザを取ったことで腰を据えて生活することができるようになって、キャリアのことやこの先どう生きるかなどについて考えるようになりました。
この10年の間に、永住ビザは取れたけど自分の望む仕事につけない人や、
思っていたオーストラリア生活とは違って落胆した人、
自国の方がいい仕事が取れると気づいた人がいて、中には自国に帰る人もいました。
仕事ややりたいことだけでなく、人間関係(親や友達との距離など)の関係で、オーストラリアには住めないと判断して帰った人もいます。
パートナーと一緒にいたくてオーストラリアに来て結婚したけど、日本に戻りたいと愚痴をこぼす人も結構います。
オーストラリアで生活して初めて分かることもあるので、そういう事前に知りようもないことはどうしようもないですね。
経験するしかない。
永住ビザを取ったからってオーストラリアに必ずいなきゃいけないわけじゃないので、帰国してもよし。
ただ、オーストラリアへの移住を目標にする人は、
何かしら目的や楽しみなどがあったほうがより充実しそうだなと、
過去10年の経験と周りの話を聞いていて思いました。
これからの人生どう生きるか
永住ビザをとってからは、今後の人生について考えるようになりました。
ビザを取るまでがオーストラリア生活の第一章で、取ったあとが第二章という感じ。
最近はキャリア以外に、どう生きたいのかについて考えることも多くなりました。
- どういう人生にしたいのか、どう生きたいのか
- 人生に合わせて仕事を選びたい
- どこに住む?
- ブリスベンが好き
- 理想はハミルトン島に家買って海見ながら暮らしたい
- 日本でもいいかも。沖縄とか海のきれいな場所がいい
- 2030年までに引退したい(難しいが理想)
- 引退後何する?
- ボランティアの参加など、困った人を助けることをしたい
- ソフトウェア開発は続けたい
- 引退後何する?
- 早期引退するしないに関わらず、資産形成は絶対に続ける
- オーストラリアの銀行も利子は大してつかない時代
- インフレ以上の資産上昇を目指す
- 基本は株式投資で資産を増やす
- スーパーの運用もしっかりと。Salary Sacrificeもするか?
- 収入源を複数にしたい
- ソフトウェア開発者としてどう生きたいか
- 家を買うか?
- どこに?
- どんな家?
- 買うならいつ?
- 市民権取得?
- 欲しいのか、必要なのか
- メリット、デメリット
- 家族に何かあった時どうする?日本国籍無しでどこまでできる?
- 結婚?
- 今のところ特にしたいとは思わない
- したいと思える人と出逢えばするかもしれない
- した時の自分の未来を考えてみるのは悪くない
- 今まで考えたことがなかった
- 今まで気づかなかった結婚(生活)の良い面に気づくかも
キャリアがどうこうって考える一方で、2030年までに引退したいって何なん?と言われそうですが、やっぱり労働せずに収入得られるならその方が好きな事をできていいかなと思います。
ボランティアとかに参加して、困った人を助けることをできたらなあとか何となく考えてます。
早期引退はlong shotなので、それよりももっと現実的な部分に力を入れるべきだと思っています。
キャリアや資産形成、どこで暮らしたいかなどです。
資産形成は必須だと思っています。
オレの場合独身なので、自分が働けなくなったら誰も支えてくれません。
自分の身は自分で守る。
基本ですね。
労働以外での収入源をできるだけ早く確保しようと考えています。
最後に
オーストラリアに来て10年経ち、ワーホリ時代から今までを振り返ってみました。
文章にしたものをこうして見てみると、永住ビザを取るまでが一つの区切りで、そこからは日本にいても考えるような事を考えますね。キャリアとか人生とか。
これまでの10年は何だかんだで充実していたのではないかと思います。
これからの10年をどうするかは、今の自分次第。
今の積み重ねが数年後の自分につながるので、そこを意識しつつどうしたいかを考えるといいのかなと思っています。
あなたは、どういう人生にしたいか考えたことがありますか?
考えてみるとおもしろいですよ。
どこで生きるにしてもね。
では!