どうもです。
ギリギリです。
久しぶりの更新になりました。
さて、今日はIT未経験者がオーストラリアの大学に入学し、その後ソフトウェア開発者の仕事を得た実例を紹介します。
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ブログ読者から就職できたと連絡がくる
つい最近、ブログ読者のKazzaさん(ツイッター:@kazza_aus)連絡がありました。
もうすぐオーストラリアの大学を卒業する予定で、ソフトウェア開発者として仕事を得ることができた、オレのアドバイスやブログを参考にした、という内容でした。
わざわざ連絡ありがとうございます。
実はこの読者は、2年前にオーストラリアの大学のマスターのコンピュータサイエンス(CS)コースに進学予定で、オーストラリアの大学や職探しなどについてオレに質問をしていました。
在学中にしたことや就職に至るまでの話を少し聞きましたが、やはり努力あっての賜物だと思います。
日本ではIT未経験
まずKazzaさんについて少し触れておきます。
日本では、ITとは無縁とも言える学部を卒業しています。
ただ、趣味でHTMLやCSSやJavaについては多少学んでいたということです。
プログラミングやソフトウェア開発への興味は、日本にいた頃からすでにあったんですね。
Kazzaさんは約2年前、マスターCSコースの勉強をIT未経験者の自分がついていけるか、大学卒業後に現地就職する場合卒業ビザがあれば仕事は得られるのかなどをオレに質問していました。
おそらく、日本からオーストラリアの大学に進学し、その後現地就職を目指そうとする他の日本人と同じような立場だったのではと思います。
その後Kazzaさんはブリスベンにある大学に入学、マスターCSコースを開始。
そして月日は流れ、つい最近最後のテストが終わり、就職も決まったということです。
卒業前に仕事が見つかったのは素晴らしいことですね。
1ヶ月間のインターンに参加し、実務経験を得る
Kazzaさんは最後のセメスターでとある会社のインターンに参加します。
大学から、その会社がインターンを募集していると連絡を受けて応募、面接を経てインターンのポジションを得ました。
期間は30日間で、週3日で朝9-17時まで。
当然学校の勉強もあったので、インターン期間中は両立がかなり大変だったそうです。
インターンではReact、言語にTypeScriptを使用し、アマゾンAWSもバックエンドで使われていたとのこと。
インターン中は、自分のコードについて先輩からフィードバックをもらいながら学びつつ、実際の現場でのソフトウェア開発を経験できたようです。
そういった方(インターン中のメンター)から自分が書いたコードに対するフィードバックを日々貰えたのはマスターの授業だけでは絶対に得られないものでした。また、アジャイル開発が実際にどのように行われているかを体験することができたのも良かったです。
– Kazzaさん
実際の開発の流れや継続的なフィードバックを得るなどは、学校では難しい。
Kazzaさんはインターンを通じて貴重な体験ができたようです。
就活では応募総数の約半数から連絡をもらう
Kazzaさんはインターンと並行して仕事探しをはじめます。
応募したポジションは、GraduateかJuniorポジションのどちらか。
2つに絞っていたそうです。
面接対策としては、聞かれそうな質問を想定して自分なりの解答をまとめていたそうです。
以下Kazzaさんより。
LinkedinとSEEKを主に使用して、Graduate Software DeveloperやJunior Software Developer の仕事に片っ端から応募しました。13件応募し、そのうち6社から連絡があり、4社からジョブオファーをもらうことができました。そのうち3社がフルタイム、1社がカジュアルで、フルタイムの仕事うち1社はインターン先から、もう2社はLinkedIn経由で応募した会社からでした。最終的に、一番自分が興味のあったオファーを選び、就活を終えることになりました。
数十件応募して返事があるのは数件というのがよくあるケースですが、応募総数の半分から連絡を受けるのはそうそうないと思います。
そして6件中の4件からオファーをもらうのはかなりの実績です。
インターンは就活に間違いなく効く
4件もオファーをもらったことを聞いた時、インターンの経歴が効いたのかと聞いたところ、
インターンの経験をLinkedinに書いてからは、結構サーチに引っかかるようになったりしたので、それがかなり助けてくれたのかなと思います。
ということでした。
以前のブログで何回か、職歴がない人はインターンをするといいという話をしました。
実務が体験できる、インターン先に就職可能などのメリットがあるからです。
Kazzaさんの事例を見ると、それがまさに証明された形になりました。
実際にKazzaさんもインターン先から仕事のオファーもらってますしね。
努力あっての実績
4件もオファーをもらったKazzaさんですが、言うまでもなく努力あっての結果です。
前述の通り、学校の勉強とインターンの両立にはかなり苦労したようです。
それ以外にも、インターンを始めてからそれまでしていた仕事を辞めざるを得ず金欠になったと、金銭面でも苦労しています。
そういった苦労にも関わらず、大学では高いGPAを維持していたようです。
これは普段から努力を続けていなければできないことです。
Kazzaさんは高いGPAも就活の成功に一役買ったのではと言っていましたが、オレもそう思います。
また、インターンで求められたReactは大学の授業で学んだほかに、授業外でも自主的にアプリ開発をするなどして積極的に知識を得たとのこと。
普段からの学校の勉強に対する姿勢や、自主的に学ぼうとする姿勢、そしてそれを実行に移し継続する行動力。
努力を重ねたからこその高GPAだと思うし、インターンのポジションも取れたんだろうし、4件もオファーをもらえたんだと思います。
これはオレの勝手な推測ですが、おそらくKazzaさんは優秀な人なんだと思います。
いくらインターンをしたとはいえ、職歴が全く無いのに4件もオファーをもらえる人は少ないと思うんですよね。
コーディングスキルや知識だけでなく、学校で学んだことが身になっており、それを面接で話せ、自分をアピールでき、仕事に対する姿勢なども合わせて面接官に「この人なら任せられる」と思わせる説得力があったからこそ、4件もオファーをもらえたんだと思います。
Kazzaさんの就職の成功は必然だったのかもしれません。
まとめ:IT未経験者でも就職は可能
ITに関する職歴がないKazzaさんが渡豪し、数年後に4社から仕事のオファーをもらったという事実は、同じような道を目指す人達をとても勇気づけることではないでしょうか。
Kazzaさんの事例は他の日本人にとってとても良い事例だと思います。
コロナの制限があって今は何かと難しい時期ですが、そんな中でもできることはあると思います。
できることを考え行動し継続する。
就職への王道であり、近道でもあると思います。
すべての努力が報われるわけではないが、努力しなければ目標達成は難しい。
これですね。
あなたは第二のKazzaさんになりたいですか?
では!