どうもです。ギリギリです。
今日は仕事があったんですが、朝起きたら喉の調子が悪かったので大事を取って休み。
半日(と言っても6時間くらい働くんだけど)だし、来週月曜から全力できっちり働きたいからね。
さて、オーストラリアにいる人なら一度は聞いたことがあるであろうこの単語、IELTS。
ワーホリに来て大学や専門学校などへの進学を考えている人なら、受験した人もいるかと思います。
日本では馴染みのないこのIELTS、一体何なのか?
ということで、今日はIELTSについての話をしようと思います。
IELTSとは?
そもそもIELTSとは何なのか?
IELTSとはInternational English Language Testing Systemの略で、英語の能力をはかるテストです。
詳細を知りたい人はWikipediaなどを見てください。
日本ではTOEICが一般的なので、日本人にははっきり言って馴染みのないものです。
IELTSにはジェネラルとアカデミックという2つのモジュールがあり、それぞれ利用用途が違います。
留学時に必要となるモジュールはアカデミック。その名前の通りですね。
2つのモジュールの具体的な違いはリーディングとライティング。
ジェネラルを受けたことがないので細かな違いはわかりませんが、リーディングはアカデミックの方が難しいという話を聞いています 。
ライティングでは2つの問があって、問1がジェネラルとアカデミックで違います。
リーディングと同じく、ライティングも学術的な内容が濃いようです。
2018年3月14日追記:
ジェネラルのリーディングはアカデミックと比べて簡単だし、問題文が全然違います。
アカデミックは学校の教科書で出てくるような内容のもので、
ジェネラルは日常にあるもの(例えば何かの広告とか、薬の説明書きとか)がでてきます。
ただし、ジェネラルの最後の問題は、アカデミックの一番最初の問題と似た内容&レベルの問題がでます。
どういう場面で使うのか?
日本人がIELTSを受ける主な目的は、そのほとんどが留学のためでしょう。
オーストラリアでは永住ビザや就労ビザを申請する際にIELTSのスコアが必要となりますが、留学目的でアカデミックモジュールを受験する人のほうが多いと思います。
カナダでも留学や永住/就労ビザ取得の際にIELTSが英語力の判定基準として採用されています。
TOEICとの違い
IELTSではListening, Reading, Writing, Speakingの4つのセクションがあり、それぞれが個別に採点されます。
基本的にはoverall という、4セクションの点数の平均値がもっとも重要な点数になります。
一方TOEICはListening とReadingのみで、WritingとSpeakingはありません。
(数年前にTOEICでもライティング、スピーキングを評価するテストが新たに出来たみたいですね)
単純に考えて2セクション多い、しかも日本人が苦手とするスピーキングがテスト項目に含まれているIELTSの方がずっと難しいと言えるでしょう。
回答形式も2つの試験では大きく異なります。
TOEICでは全てマークシート形式なのに対し、IELTSは全て筆記形式。
スペルを間違えただけでも不正解。曖昧な記憶では点数を取ることは難しいのです。
スコアと”実際の英語力”は、IELTSの場合比例すると言っていいと思います。
TOEICはそうはいきません。何と言ってもライティングとスピーキングがないので、読み聞きできても全く話せないなんてのはよく聞く話です。
どのくらい難しいのか
これまで2度IELTSを受けてそれぞれ5.5と6.5を取ったのですが、この経験をもとに話をすると、IELTS 6または6.5を取ることはそれほど難しいことではありません。
6や6.5が取れない人は、英語の基礎が不十分です。
6.5を持っているオレでもまだまだ英語の基礎は不十分なんですが、それ以下ということ。
逆に言うと、基礎をきっちり固めるだけで6くらいは十分にとれる実力が付きます。
この6や6.5は留学を目指す人たちの多くが必要となる重要な点数です(後述)。
スコア6や6.5の取得は、オーストラリアにいれば(特に2年滞在した人であれば)それほど難しいものではありません。
まじめにこつこつ勉強して、その成果を活かすような生活をしていれば、2年あれば順調にこの点数まであがります。
むしろ2年ホントにまじめに勉強していれば、7や7.5まで上がってもおかしくないと思います。
オレはワーホリ2年目はほとんど勉強しなかったので7まで達しませんでしたが・・・
こういってはなんですが、オーストラリアに2年いてIELTS 6未満でははっきり言って何の自慢にもなりません。
スコアと実際の英語力
自分のスコアをもとに実際の生活の中での肌感覚を話すと、ざっくり以下のような感じです。
オレの現在持っているスピーキングのスコアは6.5ですが、日常会話で苦労することはありません。
もちろん完璧な英語をしゃべっているわけでは決してないですが、十分なスピードで言いたいことを伝えられるレベルです。
ワーホリ1年目が終わった際のスピーキングのスコアは6.0で、その頃からすでに言いたいことはおおよそ言える状態でした。
ライティングはワーホリ1年目終了時に5.0でしたが、Facebookで友達と英語でやりとりする分には苦労はなかったように記憶しています。
リーディングやリスニングに関しては、ニュースを読んだり聞いたりする時は理解に苦しむ時があります。
6や6.5ではニュースを完全に理解するのはまだまだ難しいです。
留学に必要なスコア
オーストラリアでは大学/大学院やTAFEと呼ばれる専門学校のような学校に入学する際に、各学校が定める入学基準以上に達している必要があります。
TAFEで必要となるIELTSのスコアは一般的に大学/大学院が求めるスコアより少しだけ低く、5~6程度。
ただし看護コースなど一部のコースは最低でも6.5や7が必要と、高い点数が必要になります。
看護を勉強するのに英語がわからないようじゃ、とてもじゃないけど勉強についていけないだろうから、当然ですね。
ちなみにオレの通うMaster of Information Technology Advanced コースは、overall6.5以上 かつ全セクション6.0以上という入学条件が設けられています。
大学院入学にはこの6.5が最低ラインなことが多いのに対し、大学は6.0が多いです。
もちろん大学にも特に医療の分野では7や7.5を求めるコースがあります。
ところでこの数字はダイレクトエントリーするために必要なスコアで、実際には若干低くても大学からの許可がおりる場合があります。
例えば、overall 6.5が条件だけど、5.5~6.0を取っていれば大学が提供する英語を習うコースに入学可能で、そのコース(おおよそ3~4ヶ月)終了時に6.5に達していればそのまま続けて入学可能というものであったり、または6.0でも入学ができる。ただし学校が始まったら英語の授業の履修が必須になる、という感じ。
オーストラリアで人気の看護コースだと、それでも6.5が最低条件であることが多い。厳しいっすね・・・
ちなみにこの英語コース、アジア人が多いです。シンガポール人やインド人はその大半が英語がペラペラなのでまずいませんが。
特に看護系を目指す人たちはIELTS 7が必要で、この7の取得は一筋縄ではいかないので、6.5を取って英語コースを開始、数カ月後の本入学を目指して現地で英語の勉強という流れの人が結構います。
最後に
さて、IELTSについて少しはわかったでしょうか。
次回以降で、オレが実際に行ったIELTS対策をセクションごとに紹介していきます。
ブリスベンに戻るまであと2週間!
HTMLのタグが残ってます:)
匿名さん
わざわざありがとうございます。知ってます笑
以前使っていたワードプレスのプラグインで使っていたカスタムタグがそのまま残ってます。
消すの面倒で笑