どうもです。
ギリギリです。
今日は、オーストラリアの永住権を取るまでにかかった費用の話。
ワーホリでオーストラリアに来てから永住権を取るまでに約7年かかったんですが、その間にかかった費用をまとめてみました。
かかった費用の大半はオーストラリアドルで払っていて、日本円に換算するのはあまり無意味がないんですが(レートがその時々で変わるし)、参考までに計算してみました。
当時のAUD-JPYのレートを覚えていないので、Yahoo Japan上での現時点でのレートである1AUD=73.5円で計算します。
ただし、当時のレートが分かる場合や日本円で払った額が分かる場合はそう示しています。
Index
費用総額は約88,700ドル(664万円)!
永住権取得までにかかった費用総額は約88,700ドル!!日本円だと約664万円です。
今回初めて総額を計算してみたんですが、予想以上にかかっていてびっくり。
まさかこんなにかかっているとは。
ちなみに、数年前の為替レートは80~85円とかもっと高い時もあったので、その時のレートで日本円の費用を計算したら多分100万円くらいは高いはずです。
忘れてしまったけど実際には払っている費用もきっとあると思うので、多分9万ドルくらい払っていると思います。
大学の学費が費用の半分以上を占める
費用のうち、約52,000ドルは大学の学費です。
次に高いのがプロフェッショナルイヤープログラム(PYP)の費用約12,000ドル。
この2つだけで計約64,000ドルで、費用総額の約72%。
金がない人は教育受けられないですね、この国は。
もちろん大学にいかなくても永住権を取る道はあるので、その場合はもっと安く済みます。
では内訳を見てみましょう。
出発前からワーホリ時代まで
出発前からワーホリ期間中にかかった費用は意外と高くて約1万ドル、日本円では約85万5千円。
語学学校と寮にかかった費用がそのうちの半分を占めています。
支払ったもの | 費用(AUD) | 費用(円) |
ワーホリビザ | 270 | 19,845 |
セカンドワーホリビザ | 270 | 19,845 |
語学学校学費+学生寮費用(8週間)+諸経費(手数料など) | 5,216($1=¥86) | 454,351(実際に払った額) |
海外保険(2年分) | 3,517($1=¥85) | 298,950(実際に払った額) |
飛行機チケット | 731($1=¥85) | 62,140(実際に払った額) |
合計 | $10,004 | ¥855,131 |
学生寮ってあるけど実際は単なるシェアハウスで、オーナーが学生たちのために貸し出しているってだけ。
1週間270ドルで食事は一切つかないという、今考えればとんでもなく高い寮でした。
ホームステイを選ばなかった理由は、精神的な負担が大きいと思ったので。
英語もしゃべれず、しかも人の家族に一人混じって飯を食わせてもらうというのは、当時のオレにとってはハードルが高すぎたからです(今でも高い笑)。
でも結果的には寮で良かったと思います。いい経験もできたし。
大学生時代
大学生時代が間違いなく、ダントツで一番金がかかりました。
大学の学費は今までの人生で支払った一番高い費用です。
支払ったもの | 費用(AUD) | 費用(円) |
飛行機代(ワーホリ終了で帰国→学生開始で渡豪) | 900 | 66,150 |
IELTS受験料 | 330 | 24,255 |
学生ビザ | 525 | 38,587 |
学生ビザ用の健康診断費用 | 256($1=¥82) | 21,000(実際に払った額) |
OSHC(オーストラリア内で海外留学生が必要な健康保険) | 1,118 | 82,173 |
学費(2年) | 52,000 | 3,822,000 |
その他学校でかかった諸経費 | 500 | 36,750 |
オーストラリア無犯罪履歴証明書 | 47 | 3454.5 |
卒業ビザ申請費 | 1,500 | 110,250 |
合計 | $57,176 | ¥4,202,436 |
こうして改めて計算してみるとすごい額だ。
今回は73.5円で日本円での費用を計算してますが、当時はレートが80円以上あったはずなので、日本円だと実際は学費だけで420万以上はかかっているはずです。
今は日本円がめちゃくちゃ強いので、これから大学に進む人はラッキー。
卒業ビザを取る時は、健康診断しなくて済んだのでそのための費用はゼロです。
社会人から永住権取得まで
大学を卒業してから永住権取得までもけっこうな金がかかっています。
支払ったもの | 費用(AUD) | 費用(円) |
プロフェッショナルイヤープログラム(PYP) | 12,000 | 882,000 |
PYPのための交通費(ニューキャッスルーブリスベン往復、空港駐車場代、空港から学校までの電車代など)約3ヶ月分($400✕12週) | 4,800 | 352,800 |
ビザエージェント初期費用 | 980 | 72,030 |
スキルアセスメント提出費用 | 500 | 36,750 |
スキルアセスメント提出エージェント手数料 | 500 | 36,750 |
スキルアセスメント提出に必要な書類のCertified copyを得るためシドニーへ行った時の交通費(ガス代、駐車場代など) | 140 | 10,290 |
IELTS受験料 | 330 | 24,255 |
PTE受験料(4回分) | 1,320 | 97,020 |
オーストラリア無犯罪証明書 | 47 | 3,455 |
EOI提出手数料(189と190ビザに1通ずつ) | 500 | 36,750 |
健康診断費用 | 360 | 26,460 |
オーストラリア無犯罪履歴証明書(2通目) | 47 | 3,455 |
合計 | $21,524 | ¥1,582,014 |
こまごまとした経費がたくさんかかっていて、それらを合算すると何と2万ドル超え。
PYPの交通費については、最初ブリスベン校で受講を始めて、途中ニューキャッスルで今の仕事が取れたあともブリスベン校に飛行機通学していたので、こんな馬鹿げた交通費がかかったんです。
すごい無駄。
シド二ー校へ転校していればもっと安く済んだんだけどね。
ところで、永住ビザの申請費用約3700ドルが表にないのに気づきましたか?
ない理由は、会社が費用を全額払ってくれたからです。
なんと太っ腹。
当時は自分で全額払うつもりで会社からの連絡を待っていたんだけど、一向に連絡がこないまま月日が過ぎ、気づいたら永住ビザが降りていて、あれ、そう言えばビザ申請費払ったっけ・・・?という具合に笑
ある程度金銭的に落ち着いてきたら人事に申し出て払う予定です。
その時はこの表も更新します。
ワーホリから永住権取得までの合計
最後に費用をすべてまとめると、こうなります。
時期 | 費用(AUD) | 費用(円) |
出発前からワーホリ時代まで | $10,004 | ¥855,131 |
大学生時代 | $57,176 | ¥4,202,436 |
社会人から永住権取得まで | $21,524 | ¥1,582,014 |
総合計 | $88,704 | ¥6,639,581 |
やはり大学生活はものすごい金がかかりますね。
今思えば、費用については当初学費ぐらいしか計算に入れてなくて、他の費用を考えてもなかったので、そのおかげでストレスが若干少なくて済んだ気がします。
知らないということは時に幸せになれる笑
これほどかけてまでオーストラリアの永住権を手に入れる価値はあるのか
あります。
いま良い給料で働けているから結果論になってしまうかもしれませんが、間違いなくあります。
金以外の部分でも、永住権を取るメリットはたくさんあります。
残業は基本なし(必要に応じて自分でする)、早く帰れるので自分の時間を好きなように使える(勉強やスポーツ、趣味など)、公平な評価をしてもらえる、有給が好きな時に取れる、会社外での半ば強制的な付き合い(飲み会など)がない、年金が自分で管理できる(スーパーアニュエーション)などは、オーストラリアの良い部分です。
何より働いていて日本の頃ほどストレスを感じません。
これは、日本のようなミスに厳しくできて当たり前、失敗すると人前で叱責し、そしてお互いを監視し合うかのような雰囲気が職場にないから。
もちろんオーストラリアにはオーストラリアでの苦労がありますが、総合的にみれば日本よりもずっと働きやすいです。
合わせて読みたい:
仕事のことだけで永住権を取る価値を決めてしまうのはちょっといきすぎかもしれません。
でも、仕事は人生の大事な一部。
そう考えれば、良い職場環境、良い待遇を目当てにオーストラリアの永住権を狙うのは決しておかしな理由ではないでしょう。
まとめ:大学からオーストラリア永住権を目指すと、すごい金がかかる
オーストラリアの永住権を取るにはとにかく金がかかります。
これから永住権を目指す人は、物価上昇のせいでオレの頃より高いビザ申請料や手数料を支払うことになります。
でもオレの頃より日本円がずっと強いので、日本円で貯金がたくさんある人はオレより得するでしょう。
大学生になると働きながら勉強するのはけっこう大変なので、少しは日本円を貯めてくるといいかもしれません。
でも貯金に時間をかけすぎないように。
ビザの取得条件とかが変わって、取るのが更に難しくなったら、取れるものも取れなくなるかもしれないよ。
やっぱり世の中金だよな笑
では!
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