オーストラリアに行こうと思った理由

どうもです。

ギリギリです。

今日はオーストラリアに来ようと思った理由を話します。

オーストラリア(海外)に来ようと思った主な理由は、

  • 人間的な生活をしたいから
  • ストレスをできるだけ少なく生きたいから
  • オーストラリアに興味があったから
  • オーストラリアの労働環境(ソフトウェア開発の)が日本よりもずっといいから

最初の2点が最も重要で他のことは二の次、これらさえ叶えられればそれでよしでした。

 

仕事のために生きている

日本で大学を卒業したあとIT企業に就職して働き始めたわけですが、

残業が多くて帰りは夜11時、12時、1時なことがほとんど。

土日出勤することもよくありました。

仕事柄、職場がよく変わったので通勤時間もその都度変わり、

片道1時間半~2時間かけて通勤したこともありました。

仕事上でのプレッシャーもすごかったですが、

若い頃は気力も体力もあったので大変な中でも仕事を続けていました。

 

社会人5年目くらいまでは「仕事できるようになりたい」とか

考えながら目の前のことをこなす日々を送ってたんですが、

疲労というのは蓄積していくもの。

気づくと、

「毎日帰って寝るだけ、土曜も日曜もない生活をして、オレは何をやっとるんやろう」

「仕事に行くために生きとるような生活やん」

みたいなことを考え始めていました。

肉体的な疲れは若さもあって何とかなったけど

精神的な疲労は気づかぬうちに溜まっていたようです。

そのうち夜寝れなくなり、寝れても2~3時間、

毎晩悪夢(主に仕事の)を見て汗びっしょりで起きるようになります。

そのうち会社に行くのは本当にしんどくなり、休みがちに。

無断欠勤こそしなかったものの、しばらくまともに仕事ができませんでした。

ひどい寝不足と疲れで仕事にならない。

 

将来を心配し始める

そんな状態が数ヶ月続きました。

その間、今までろくに考えたことがなかった人生について考え始めます。

当時確か28か29で、

「人生残り30~40年、まだ30前でこんなんではあと10年ももたんやろこれ・・・たとえもったとしても、こんなクソみたいな生活これ以上したくない」

と、将来を心配し始めます。

この頃からだったと思います。

何のために仕事をするのかとか、

これからどう生きたいのかとかを考え始めたのは。

 

人間的な生活をしたい

今のままでは、具合が良くなって普通に働けるようになっても

またすぐに潰れてしまう。何かを変えないと。

でも、転職してもその先で同じことの繰り返しでは?

残業のない職場、ストレスの少ない仕事をするにはどうしたら・・・

そもそもオレはどうしたいんやろう?

これからどう生きたいんやろう?

こんなことを考え始めました。

そして、自分が欲しいものは

「人間的な生活をしたい」

「ストレスをできるだけ少なく生きたい」

だと気づきます。

仕事は8時間かそこらで終わり、土日は休み。

金は二の次で、生活に必要な分だけもらえればいい。

平和にのんびり生きたい。

仕事は生きるための手段でしかない。

・・・

そんな仕事日本にねえよ笑

自分で自分の言うことを鼻で笑いつつも、

少なくとも今の生活は変えないと絶対にまずい。

こんなことを考え続ける日々が続きました。

 

オーストラリアワーホリと永住権を知る

その後仕事を辞め、しばらく休みます。

心身ともに良くなった頃、次の仕事を始める前に海外旅行に行こうと

オーストラリアに行きました。

ケアンズで一週間くらい過ごしたんですが、これがまあほんとに落ち着く場所で。

ケアンズって何もなくて(失礼)、

でも当時のオレにはそれがほんとに良くて、ゆっくりと流れる時間を満喫。

そしてある日滞在中とある日本人に会います。

その人はワーホリで1年近く滞在し、

あと数週間で帰国すると話していました。

その時初めてワーホリという制度を知り、いろいろ教えてもらいます。

そして、

「オーストラリアには永住権っていうのがあって、それがあればオーストラリアでずっと暮らせるんだよ」

という話も聞きます。

これを機にオーストラリアについて調べ始めます。

どんな国なのか、労働環境、待遇、永住権やその取得条件など。

 

決意

旅行から帰った後、いろんなサイトを見て回り調べます。

オーストラリアの労働環境は日本と比べてかなりいい。

有給も取りやすく、残業はかなり少ないらしい。

オーストラリアについて調べるほど暮らしたい思いが強くなります。

でも、実際に行こうと決めるまでにはかなりの葛藤がありました。

英語が喋れないのに他所の国で就職なんてできるのか?

もし永住権が取れなかったら?

失敗して帰国する頃には30半ば。リスクがでかすぎるのでは?

などなど。

しかし、最後には

「オーストラリアに行こう、いや、行くしかない」

と決意して、オーストラリアに行くことにします。

 

永住権は取れなくてもよかった

調べているうちに、オーストラリアの永住権が取れそうだとわかりました。

同時に、実際に手に入れるのはかなりハードルが高いことも判明。

でも、オーストラリアで仕事をして生きるのに必ずしも永住権は必要ない。

ソフトウェア開発者として働けるなら永住ビザでなくてもいい、

ビジネスビザでもいいかと思っていました。

もし数年でだめになってしまうなら、永住権があってもなくてもきっと同じだろうし。

まずは経験しよう。

全力でやれることをやろう。

こんな感じで、永住権を目標とはしていませんでした。

帰国することになっても、英語を覚えれば英語のできる開発者として

日本でやっていけるかも、とも思っていました。

 

深く知らなかったから行く決断ができたのかもしれない

オーストラリアのことを調べている頃は英語が全くできませんでした。

なので、ネットで見るのは全部日本語の情報。

また、当時はオーストラリアの情報を発信する人は今ほどいません。

ワーホリのブログばっかで、

ソフトウェア開発関連の日本語の情報はほぼありませんでした。

今思うと、それが逆に良かったのかも知れません。

あまり多く、深く知りすぎていたら逆に行動できなかったと思う。

知りすぎるといろいろ考えすぎて逆に動けなくなることありません?

あれになっていた気がするんですよね、知りすぎていたら。

 

日本でも求めるものが手に入ったのでは?

残業もストレスも少ない職場なら、

頑張れば日本でも見つけられたのでは?と思う人もいると思います。

海外に行って英語をイチから勉強し直して永住権取れるんなら

日本でもっといい仕事探せたやろと。

まあできなくはないでしょう。

実際、オーストラリアへの移住を決める前にそう考えたことがあります。

その時は、長時間労働や休日出勤、サービス残業が

社会全体で当たり前のようになっている国で、

ストレスも残業も少なく生きられるIT企業を果たして本当に見つけられるのか。

そう考えた時、かなり難しいだろうなと思ったんです。

業界的にも、月の残業何時間したみたいな話は常に聞いていたし。

まあそれにしても、移住はかなりリスクの高い行動だったとは思います。

結果としてうまくいったから良かったけど。

 

目的、目標があったからここまでこれた

ただ単に永住権がほしいという気持ちだけでオーストラリアに来ていたら

きっと今の自分の居場所までたどり着けなかったでしょう。

永住権にではなく目標に向かって進んだからこそがんばれた。

目的や目標なき行動は継続が難しいですから。

また、出るまでに時間がかかった答えだから、

達成することにより強い意志があったようにも思います。

何となく立てた目標だったら、やっぱり続かなかったと思う。

 

今後どうなるかはわからない

オーストラリアに来て、幸いなことに自分の欲しいものが手に入りました。

ただ、それが今後もずっと自分の手元にあるかはわかりません。

ソフトウェア開発者としている以上、いつか仕事を失う時が来るだろうし

(開発するものがなくなれば社内の開発者の数は減らされる)

次の職場は今よりもストレスの溜まる職場かもしれない。

すぐにクビになってしまうかもしれない。

今後うまくやっていけるかどうかは自分次第だと思っています。

 

余談ですが、

同僚の過去の話を聞いていると、今の会社はかなり働きやすい職場らしい。

物わかりがいいし、上司からは恐怖を感じないし快適な職場だと。

この辺についてはまたいつか。

 

最後に

オーストラリアに行こう、移住しようと思った人には

何かしら理由があるはずです。

他人からすると「そんなことで?」って理由もあるかもしれません。

でも、他人には見えない自分の過去が積み重なった結果がその理由だろうから、

それは大事にしたほうがいいと思います。

ただ、自分に嘘をついたりごまかしたりして理由付けするのは

極力避けた方がいいと思います。

ある程度自分と向き合わないと、自分が本当にどうしたいのかが

見えづらかったり、間違ったものを欲しがったりするので。

 

では。

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