どうもです。
ギリギリです。
今日はネットでたまに見るこの発言について。
「留学や海外就職を目指そうとして海外に行く時に不安や危機感を煽ってくる人がいるが、そういう人たちの意見は気にしないほうがいい。」
ホントに気にしなくていいの?という話。
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本当に無視していいのか
この発言に似たものとして、「逃げるのか」とか「うまくいくわけない」「お前には無理」「どうせ遊びに行くだけだろ」「帰ってきて就職できるの」とか、様々なものがあります。
これらの発言は気にしなくていい、無視していいと返す人が大半だと思います。
ただ、中にはその発言をヒントに本来考えるべきこともあると思うんですよ。
他人からの批判や煽り=無視にすることで、まだ考えていない、本来考えるべきことをなかったことにしてない?
そもそもそれ、ホントに批判や煽りなの?
言われるのが嫌だからそう決めつけて無視しようとしてない?
リスクは全て自分持ち
こういうことを言う人の中には、あなたの力量とか性格とかを知っていて、あなたの将来を案じて言っている人もいるでしょう。
でも、留学したい、海外就職や永住権を目指したいと本気で思っているなら自分の人生を進む方がいい。
日本の社会で生きていると、他人の生き方に口を出す人が多い。
「世間一般」と呼ばれる大きな流れから外れる道を行く人に対しては特にね。
人のやることや人生をいちいち評価するので、その全てを気にしていたらきりがないし、何もできない。
ただ、気にしないからと言って留学にしろ海外就職にしろ、それにつきまとうリスクがなくなるわけじゃない。
例えば、社会人を辞めて留学しオーストラリアでの就職を目指す場合、うまく行かない可能性もあるわけですよね。
全てのリスクは自分持ちになるわけですが、そのリスクについて考えたことがありますか?
とにかく行こう、絶対やってやる、という気持ちだけで前に進もうとしてません?
その気持ちは大事だし、それが悪いとは思わないです。
でも、うまく行かなかった時のことをろくに考えないのって、ちょっと向こう見ずだと思うんですよね。
考えるべきこともある
だから「うまくいくわけない」「お前には無理」「どうせ遊びに行くだけだろ」「帰ってきて就職どうするの」みたいなことを言われた時、単なる批判と捉えず一歩踏み込んで考えた方がいいと思うんです。まだ考えてないのなら。
人生そんなに甘くないので。
オーストラリアで就職や永住権を目指しても、取れない人のほうが多いです。
オーストラリアの大学を出たけど、自分の希望する仕事につけないまま帰国する人もいるし、永住ビザを取れずに帰国する人もいます。
あと、就職も永住ビザも取れたけど自分のやりたいことができないし、大して稼げないから、それなら自国で働いたほうがいいといって帰っていく人もいます。
オーストラリアでの就職や、ましてや永住権を目指すのは大変で、何年もかけたけど結局失敗することはよくあります。
オレは永住権を取るまでに7年かかりましたが、もし取れなかったら30代後半で日本に帰って職探しすることになっていました。
4年間無職で30後半のマネージャー経験のない男がまた一から出直しです。
どうなると思います?
正直考えたくないですよね笑
でもそれが現実にならないとも限らない。
そして、もしホントに現実になったときにじゃあ今から考えようっていうのはちょっとなあと。
オーストラリアに行く前やいた頃に考える時間があったのに、後回しにして帰国後に考え始めるって時間の無駄ですよね。
失敗しても人生は続くし、リスクは全て自分持ち。
それなら失敗した場合についても考えようよと。
不安になるようなこと言われてそれを批判や煽りだからと流さず、一度まじめに考えてみるのが大事だと思うんです。
失敗した時の計画(裏計画)が支えになる
自分のゴールに届かなかった時、夢を諦めざるを得ない時、その後のことがろくに考えられてないと結構しんどいですよね。
だから、「あーまた何か言ってるよ、こいついい友達/同期/先輩/後輩だと思ったのに」と一方的に耳を防ぐんじゃなく、うまく行かなかった時のための計画(裏計画)を考えておくといい。
裏計画が具体的で現実的なほど、他人にいろいろ言われても裏計画が支えになって本来の計画に集中しやすくなるし、不必要に不安になることはずっと減るはずです。
これ、かなり大事なことだと思うんですよね。
例えば、仕事でミスするとすぐに怒鳴ったり鬱陶しく責めたりする上司や先輩がいると、またミスしたらどうしようって萎縮したり、日々の仕事するだけでストレス溜めたりすることないですか?
こんな恐怖と隣合わせだと普段の仕事がしづらくてしょうがない。
でも、失敗しても怒鳴ったりせず、フォローしてくれる環境があれば、普段の仕事もしやすいし怖がらずに自分から改善を提案したりもできる。
これと同じように、裏計画があることが本来の計画の実行の支えとなるんです。
また、ホントに自分を心配していろいろ言ってくる人には、裏計画を話すことで一定の納得は得られると思います。
裏計画は海外に出てからも考え、見直すこと
裏計画は海外に出てから考え始めても遅くはないと思います。
ただ、渡航後は裏計画について考える暇もない生活を送る可能性が高いので、海外に出てから考えるならきちんと期日を決めるとかして、先延ばしにしないようにしましょう。
あと、出る前に計画を立てても本来の計画の進捗や自分の考えによっては計画の見直しが必要なこともあります。
だから、海外に出てから裏計画を見直すことは大事です。
まとめ:他人の言う事は裏計画を考えるきっかけになる。無視すべき事か否かを見極めろ
他人がいろいろ言ってくる時は、実は失敗した時の事を考えるいい機会です。
失敗した時の計画、裏計画の存在が安心感を与え、本来の計画に集中しやすくなるし、不安も抑えられます。
他人の言うことを単なる批判だうるさいと耳をふさいで何も先のことを考えないのは、無駄なリスクやより大きな不安を抱える要素になりかねません。
全ての批判が有益とは思いませんが、考えを始めるきっかけにはなりえます。
あなたが「こいつは不安や危機感を煽っている」と感じるのは、もしかしたらあなたが裏計画を持っていないか、曖昧すぎるからかもしれません。
一方的に無視せず、裏計画について考えてみてはどうでしょうか。