どうもです。
ギリギリです。
ここ最近、5時頃はもう真っ暗でとてもじゃないけどウォーキングに行けません。
ジム入会、真剣に考えねえとな。
さて、今日は就活に関する話。
オレのブログを読んだ人から、仕事が取れなくて困っているというコメントをもらいました。
この人はRSMS(subclass 187)ビザの取得を目指して仕事を探しているんですが、なかなか仕事が取れなくて困っていて、何かアドバイスはないかとのこと。
そこで今日は、就活成功の鍵について話をします。
特定のビザに限った話はまた別の機会にして、ここではソフトウェア開発業界を中心に、一般的に考えられることを話します。
業種やポジション、持っているビザなどによって求められるスキル、就職状況や難易度が大きく変わるので、その点については別途ググるか経験者から話を聞くなどしてください。
Index
オーストラリアでの就職面接の流れ
オーストラリアで就職面接を受けたことがない人のために、ここでオレの経験を元に簡単に面接の流れに触れておきます。
ほとんどの場合、面接は最低2回あります。
最初の面接:
一般的な内容の質問(あなた自身のこと)、ソフトスキルを問う質問などがほとんど。技術的な話もするが、そこまで突っ込んだ話はしないことが多い。
2回目の面接:
専門技術に関する質問、面接内でコーディングなど。かなり突っ込んだ技術的な質問がくる。
オレが今の仕事の面接を受けた時は、2回目の面接の後に試験を受けました。
この試験は、別の企業が提供するごく一般的な能力(簡単な計算問題、判断力を問う問題など)をはかるものでした。
日本で言うSPI試験みたいなものかな?でもSPIより断然簡単だと思います。
大きい企業の面接だと受けることがあるかもしれません。
1回目の面接で一般的な質問をされたんですが、意外と答えづらいことを聞かれました。
例えば「なんでオーストラリアで勉強したの?」と、「なんでオーストラリアで働きたいの?」など。
さすがに「日本が嫌になったから」とか「移住したいから」ではまずいと思う笑
なんて答えたか覚えてないな・・・
最初の面接を通過すると、課題を出されることがよくあります。
オレの時も課題を出されました。期間は約1週間。
課題の多くは簡単なアプリを作れとか、小問題を解けとかです。
この課題で書いたコードはきっちり説明できるようにしておいてください。
間違ってもStack Overflowからコピペしたとかいわないように笑
あなたに価値がありますか?
こんな感じでいくつかの面接を通り抜けなければならないわけですが、どうすればうまくいくのか。
それは、
“売れるだけの価値のある人間になる”と、
“企業に自分をうまく売り込むこと”。
この2つ。
売り込む素材、つまり自分自身に価値がないと売れないわけですが、どういう人間なら企業に価値があると認めてもらえるのか。
一言で言うと、価値のある人間とは企業にとって利益をもたらす人間です。
オレの経験からすると、面接での以下の点の出来が利益をもたらす人間かどうかを決める要素です。
- 専門知識&スキル
- 自分の知識&スキルを分かりやすく簡潔に伝えられる能力
- ソフトスキル
- 面接官に、一緒に働きたいと思わせられるかどうか
では1つずつ見ていきましょう。
専門知識&スキル
就活の際最も重要なものの1つです。
具体的に言うと、応募しているポジションに必要なだけの実用的な知識とスキルを持っているかどうか。
これは、日本で言う新卒だろうが中途採用だろうが関係ありません。
上で話した技術面接で、知識とスキルを厳しく見られます。
技術面接ではかなり突っ込んだ質問をされます。
普段何気なく書いているコード、理解していると思っていることを復習しておいてください。
ところでここで言うスキルとは、具体的に言うと業務を遂行、完了する力です。
どんなに知識があっても、実際の仕事で適切なコードが書けなければ役に立たないのは容易に想像できますよね。
時間内に素早くコードを書けることもまた、コードの質と同じく重要なことです。
スキルと同様知識も同じように重要です。
普段何気なく書いているコード、なぜそう書くんですか?なぜそれが適切なんですか?
これをきちんと理解している事が重要です。
意外と難しいですよ。
職歴がない人は、学校で学んだことをしっかり復習しておいてください。
成績の良さはほとんど意味を持ちません。
中身=あなたの実力を証明してください。
同様に、資格もほとんど役に立ちません。
余程特殊な技術でない限り、就活時に資格は必要ないです。
オレの会社の同僚の何人かは、職歴が(ほとんど)なくて資格だけあるような応募者はむしろ避けるとすら言っていました。
マネージャーや人事など非技術者には資格は見栄えがよく見えるけど、技術者には通用しないようです。
上の方で、実用的な知識とスキルがあるかどうかと書いたのはこのためです。
これは日本でも変わらないですね。
自分の知識&スキルを分かりやすく簡潔に伝えられる能力
さっき話した通り、技術面接では知識やスキルを問われるんですが、この時きちんと説明できるかはすごく重要です。
ソフトウェア開発はチームでの開発が基本。
企業にとって価値のある人間と認められるには、自分の作業や知識を相手にわかるようにきちんと説明できる能力が必要です。
普段頭の中にあることをきちんと言葉にでき、さらに相手に伝わるような説明ができるよう練習しておいてください。
英語力が心配という人がいるかも知れませんが、そこまで神経質にならなくても大丈夫だと思います。
IELTS7程度のスピーキング力があればおおよそ問題ないかと。
まあ試験の点数で測れるものではないけどね・・・
オレも面接時に何度か聞き直したことがあったし、理解できなくて別の言い方で質問してもらったりしました(当時IELTS7.0)。
それでも仕事が取れたことを考えると、英語はそれほど問題にはならないでしょう。
でも、顧客と話すことが多いポジションはおそらく別。
例えば、カスタマーサポートのポジションで何度も相手に聞き直さないといけないのはさすがに厳しいでしょう。
要は、そのポジションに必要な言語運用能力があるか。
ソフトスキル
ソフトスキルとは問題解決能力、コミュニケーション能力、管理能力など、定量的に図ることが難しい能力です。
ソフトウェア開発者といえど、やはりソフトスキルは重要です。
コミュニケーション能力はその1つ。
質問の仕方や報告の仕方なども含め、人と会話する際の態度や話し方を面接で見られます。
緊張のせいで自分でもわけのわからない方向に話が言ってしまうのはたまにあります。
何度も面接を経験したり、面接の練習をするなどして慣れておいてください。
また、聞かれそうな質問などを予め予想して、答えを大まかに用意しておくといいです。
もう1つの重要なソフトスキルは、問題、課題解決能力。
言わずもがな、これほんとに重要です。
最初の面接では、問題に直面した時どう対処するか、解決できない問題があるときどうするかなどの質問をされます。
技術面接でも、問題が起きた時にどう解決するかは面接官の注視するポイントです。
問題や課題にどう対応するか、そのアプローチの仕方や素早さ、正確さは業務で常に必要な能力の1つ。
この能力を面接で証明できれば、面接官にいい印象を与えられるはずです。
面接官に、一緒に働きたいと思わせられるかどうか
これは数字やコードなどに現れないような、形のないものです。
例えば人柄、性格、仕事に対する姿勢などです。
どうやったら一番効率的に一緒に働きたいと思わせられるか。
それは、自信だと思います。
正確に言うと、自信があるように振る舞うこと。
堂々と自信を持って答える人の方が、頼りがいがある印象を与えますよね。
逆に自信のなさは声や話し方、目の動きや表情などになって現れます。
同じ答えをするにしても、話し方や姿勢、声のトーンなどで相手に与える印象は変わります。
面接中は答えに詰まることもあると思いますが、そんな時でも相手をしっかりと見て、自信があるようなふりをしてください。
また、オーストラリアでは日本のような謙虚さだとか、縁の下の力持ち的な概念が薄いので、自分の能力をしっかりと相手に伝えることが重要です。
控えめは禁物です。少しくらいの誇張なら問題ないです。
ただしあからさまな感じにならないように。アピールが露骨すぎると逆効果です。
最後に
面接で最も大事なのは、企業に利益をもたらす人間だと認めてもらうこと。
そのために面接で専門知識やスキル、ソフトスキルがあることを証明することが重要です。
そして堂々と答えてください。
答えがわからない場合は、わからないと正直にいってください。
もぞもぞと、何を言っているかわからないような答え方や態度よりもずっとマシです。
就職面接は日本でもオーストラリアでもストレスの溜まるもの。
でも何度も面接を受けると慣れてきて、スムーズに答えられるようになるし、自信もついてきます。
実際の面接以外に、面接の練習をしておくといいでしょう。
学校に通っている人ならおそらく、学校が就職面接の練習をする機会を与えているはずです。
これを是非利用してください。
次回は、なぜ仕事がとれないか、考えられる原因とその対策について話します。
では!
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