オーストラリアでもらえる年金、気にしてますか?

どうもです。

ギリギリです。

 

年金、気にしてますか?

オーストラリアではいくつかの異なる種類の年金があります。

その中で、(Government) Aged pensionとSuperannuationは最もよく知られるものです。

今日はこの中の1つであるSuperannuationの基本的なことについて触れていきます。

以下の情報は今後(現在2021年12月)変更される可能性があるので、そのつもりで読んでください。

 

日本とオーストラリアの年金制度の違い

オーストラリアの年金の話をする前に、日本とオーストラリアの年金の仕組みの違いについて触れておいたほうがいいでしょう。

日本とオーストラリアは異なる年金の方式を採用していて、

日本は賦課方式で、オーストラリアは積立方式です。

 

日本:賦課方式

賦課方式は、いまいる老人が受け取る年金は、今働いている人たちが収めた金で賄うという仕組み。

いま働いている人たちが年金を受け取る時になったら、その時に働いている人たちが収めた金を受け取る仕組みです。

現役世代が年金受給者の年金を負担するということです。

自分で払った額が自分に戻ってくるわけではありません。

ただ、今はiDeCoみたいな個人積立方式の年金もあるようですね。

 

オーストラリア:積立方式

一方オーストラリアの年金であるSuperannuation(スーパー、super)は積立方式。

将来自分で受け取る年金を、自分で貯める(積み立てる)仕組みです。

自分の分は自分で稼ぐ、ということです。

ちなみにオーストラリアにはAged pension(老齢年金)もあって、こちらは積立の必要なしにもらえます。

ただし一定条件を満たす必要があり、条件によってはもらえる額が減ります。

そして、もらえる額はそれほど多くないです。

 

メリット、デメリット

どちらの方式にもメリットとデメリット両方あります。

賦課方式の場合、インフレに強い一方で、労働者人口が減ると労働者への負担が大きくなったり年金の受給額が減るなどというデメリットがあります。

まさに今日本が直面している、そして今後もっと顕著になる問題ですね。

積立方式だと、自分の年金は自分で積み立て、運用管理できるので自由度が高い一方、インフレ度合いが大きくなると紙幣の価値が下がり、受け取る頃には生活に十分な金がないなどのデメリットがあります。

 

Superannuation(スーパーアニュエーション、スーパー)

Super、スーパーと呼ばれるこの積立方式の年金。

オーストラリアでは老齢年金と並びもっとも一般的な年金です。

 

仕組み

スーパーの仕組みですが、ざっくりいうとこんな感じです。

  • 企業が労働者にその人の年金を払う(スーパー用の口座に積み立てる)
  • 積み立てられた金は、その口座を運営する企業(ファンド)が運用する
  • スーパーが受け取れるようになったら、一定額を引き出せるようになる

スーパーのファンドは、株や不動産などに投資して利益を得ることで顧客の資産を増やしています。

これは重要なことなので覚えておいてください。

 

企業が年金を払う

雇用者(企業)は、1ヶ月に450ドル以上の収入がある人に対しその時定められている最低額以上を支払う義務があります。

現在のところ給料の最低10%の支払い義務があります。

企業はけっこう大変ですね。

これらの数字は将来変わる可能性があります。

口座については、自分で口座を指定することもできるし、会社に任せることもできます。

会社に勤め始めるとスーパーの口座に関する書類を書くので、その時どうするか選べます。

会社に任せる場合、会社がよく使うスーパーのファンドで口座を開いて、ここに積立するよーとあなたに連絡します。

口座は後で変更可能。好きなファンドを自分で選べます。

 

スーパーの運用はスーパーのファンドがする

積立方式のメリットで自分で管理運用できるとはいいましたが、実際の運用(投資)はスーパーのファンドがあなたに代わって行います。

ファンドは株や不動産やその他に分散して投資し、得た利益を口座の持ち主が持っている額に応じて還元します。

ファンドは運用をする代わりに手数料や運用費などを得ています。

多分投資からの利益も得ているでしょう。

ファンドの成績次第ですが、基本的には毎年増えていきます。

でも、たまに利益がほとんどない年もあります。

例えばコロナが広まった昨年みたいに。

 

スーパーの口座から金を引き出す

仕事を辞めた人は、1964年7月以降に生まれた人は60歳になったらスーパーの口座から金をおろせるようになります。

それ以前に生まれた人はちょっと早めに受け取れます。

仕事をしている人は、65歳未満だと一定条件を満たせば、65歳以上なら無条件でおろせるようになります。

参考:https://www.ato.gov.au/individuals/super/withdrawing-and-using-your-super/

ただ、一部の人はもっと早くにスーパーの口座から金をおろすことも可能。

金銭的に苦しい人や障害のために働けない人などです。

参考:https://www.ato.gov.au/individuals/super/withdrawing-and-using-your-super/early-access-to-your-super/

あと、日本に帰国してオーストラリアにはもう戻ってこないという場合も、申請すれば全額引き出せるはずです。

ワーホリが終わって帰る時などはそうですね。

 

スーパーは自分で管理できる

さっき、スーパーのファンドがあなたに代わって資産運用するといいましたね。

投資先の選定や分散方法、投資額の決定など面倒な部分はすべてプロがやってくれるわけです。

でも、顧客が決められる部分もあります。

顧客は、どういう投資方針で自分の資産を増やしたいかを決められます。

これは、投資オプションを選ぶことで可能。

スーパーのファンドはいくつものオプションというものを用意していて、各オプションはそれぞれ特徴があります。

Balancedという基本的でバランスの取れた投資や、より成長を狙ったHigh Growth、株式への投資に重点をおいたものなどいろいろ。

オプションによって資産の増加率やリスクが違います。

顧客は、自分の投資方針に合わせてオプションを変更できます。

もうすぐ定年退職だから冒険はしたくない、ローリスクローリターンのオプションを選ぼうとかできるわけです。

各オプションの詳細(何に何%投資するかなど)はオプションごとに決まっているので、顧客はオプションを選ぶだけでOK。

もっと細かく自分で決めたい、自分で運用したい人はそうすることもできますが、ここでは触れません。

オーストラリアのほとんどのスーパーのファンドはオンラインバンキングのようなウェブサイトを提供しているんですが、ここで貯蓄額を見たり投資方針を選んだりできます。

細かいことは次回でもう少し話をする予定です。

 

Aged pension(老齢年金)もあるが、額は少ない

オーストラリアにはスーパーの他にAged pension(老齢年金)があります。

これは、ある年齢に達したらオーストラリア政府からもらえる年金です。

1957年以降に生まれた人は、67歳からもらえます。

ただし、収入や資産の有無でもらえる額が減ったり、オーストラリアに住んでいることなど、受給のためにいくつか条件があります。

参考:https://www.servicesaustralia.gov.au/who-can-get-age-pension?context=22526

仮に満額もらえたとしても、額はそれほど多くないです。

2021年12月現在で、独り身の人は2週間で$967.50、カップルだと二人合わせて$1,458.6(一人$729.3)もらえます。

参考:https://www.servicesaustralia.gov.au/how-much-age-pension-you-can-get?context=22526#a1

独り身だと1週間で480ドルちょっと。

オーストラリアの物価や家賃を考えると少ないです。

老齢年金についてはまた別の機会で詳しく触れることにします。

 

まとめ:オーストラリアでは年金は自分で貯めるのが基本

今日は日本とオーストラリアの年金の違い、スーパーの仕組みなど、オーストラリアの年金に関する基本的なことを理解しました。

次回は、スーパーのファンド選びや注意点など、もう少し細かい話をしようと思います。

ファンド選びの参考になるはずです。

では!

 

※間違っているところがあればコメントで教えてください

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