どうもです。
ギリギリです。
前回の投稿で、オーストラリア永住権を持つ人も知らないであろう英語の表現を紹介しました。
前回:オーストラリア永住権を取った人も知らない英語表現。全部知っている人はネイティブ並み!
今回はその意味を見ていきましょう。
この中に間違いがあればコメント欄に残してください。
まずは初級編から。
Index
職場で聞いた英語の表現(初級編)
Peer pressure
これは、仲間からのプレッシャーという意味です。
Peer=仲間、同僚。
例えば職場で、同僚から飲みに行こうと誘われたけどあまり乗り気じゃない時に、他の同僚何人からもこいよと誘われ「プレッシャー」をかけられる。
そんな状況でPeer pressureが使えると思います。
Don’t poke the bear
これは、誰かに対して、その人を怒らせるような何かをするなという、警告を込めた表現。
Poke the bearはその人を怒らせるような何かをするで、それをDon’t、するなということです。
Watch paint dry
ものすごくつまらない、退屈という意味。
映画があまりにもつまらないから寝てしまったという時に使えます。
職場では、一部の自動化された作業の状況を終わるまでずっと見ている時に使うことがあります。
It’s the last nail in the coffin
この言葉、ネットで調べてみるとlast ではなく final の方が一般的のようですね。
これは、何かをダメにする、悪い意味での「最後の一撃」で、それ以上することはもうないというような意味です。
例えば、とある夫婦の仲がすごく悪く、その状況がずっと続いている時に妻が浮気をした。
その浮気がlast nail in the coffinであり、これで離婚が決定的になった。
In for a penny, in for a pound
何かを始めたなら、(大変かもしれないけど)途中で辞めるのではなく最後までやり通そうという意味。
pennyはイギリスの硬貨で、ポンドの100分の1の価値。
Dead in the water
動けない、何もできないという意味。
この言葉は、船のエンジンが壊れてどうしようもなくなり、死んだ状態で海を漂っている状況から由来しているようです。
オンライン辞書では、何かに失敗し、今後成功する見込みは無いに等しい、という意味で載っています。
オレは前者の意味を教わったんですが、失敗するというニュアンスは教わりませんでした。
でもそういう意味を無意識に含めていたのかも。
Wind something up
何かを終わらせる、結論に導いていくという意味です。
辞書には、”gradually or finally bring an activity to a conclusion.”とあります。
例えば仕事で、別のチームに移動する数日前、スムーズに移動ができるよう今している作業を終わらせる。もし時間がある場合、簡単な作業だけに手を付けて、移動前にそれらが完了するよう取り計らう、という時に使われます。
A cross to bear
我慢しなければならない重荷、痛みという意味。
例えば、すんごいでっかい裏庭のある家に住んでいて、その芝刈りをしないといけない。
その家に住む以上芝刈りはa cross to bear、我慢してやらないといけない、という感じです。
職場で聞いた英語の表現(上級編)
Cooking with gas
うまくやっている、うまくいっている、物事を効率よく進められているという意味。
今まではそうでもなかったけど、何かをきっかけに調子がよくなった、今はがんがん(物事が)進んでいるという時に使います。
職場では、外部の問題があってしばらく進捗がなかったけど、その問題が解決して今はどんどん進捗がでる(だせる)ようになった時に使います。
Screw the pooch
何か(間違いなど)をして、物事をめちゃくちゃにすること。
to f*ck things upとも言えます。
多分アメリカでよく使われる言葉だと思います。
でもオーストラリアはアメリカの影響(ドラマや映画など)を結構受けているので、若い人はアメリカで使われる表現を使うことが結構あるようです。
Go into/Going down the rabbit hole
どこか奇妙でおかしなところに迷い込んでしまうという意味。
不思議の国のアリスという小説で、アリスがうさぎを追いかけて不思議な国に迷い込み、という部分から由来しています。
rabbit holeはmetaphor(隠喩表現)で、おかしな世界、混沌とした場所のような意味。
職場では、タスクをこなしているがなかなかうまくいかず、調べてみるとおかしなプログラムを発見。それを調べているうちにまた別の何かを見つける。それを調べているうちに何か全体的におかしいことに気づき、さらに調査をし・・・と、どんどんおかしな方向に迷い込んでしまう状況に陥った時に使います。
ソフトウェア開発をしている時に、初心者がよくやってしまいます。
You can’t have your cake and eat it too
2つの異なる、相反することを同時にすることはできないという意味。
読んでも意味がよくわからない場合は、逆にするとわかるかも。
You can’t eat your cake and have it too.
ケーキを食べてしまったら、当然そのケーキはなくなるのでそのケーキを持つ(所有する)ことはできない。
何かについての不可能さを言い表しているわけです。
例えば、新しい何かを手に入れるためには今持っている何かを諦めないといけない時などに使います。
Slow as a wet week
何かがすごい遅いという意味。
slow as a wet wigとも言うみたいですね。wet weekはオーストラリアのスラングのようです。
人に対して使うことが多いようだけど、職場だと例えば、何かが原因でラップトップの動作がすごい遅い時に使ったりします。
Running like a dog
Slow as a wet weekと同じで、何かがすごい遅い時に使います。
英語では、dogは何かよくないことやもののmetaphor(隠喩表現)として使われるようです。
上記の例のように、ラップトップがすごい遅い時に使います。
You are on the money
その通り、正確だという意味。
例えば、新しい機能を作るプログラムを書いていて、その設計や作業の進め方を上司と相談すると上司が”you are on the money!”と言ったりします。
それであっている、正しいよという意味ですね。
Go down like a lead balloon
ひどく失敗する、完全に失敗するという意味。
元はアメリカのアニメか何かが元らしく、そこから使われるようになったようです。
それほど聞く表現ではないけど、たまに出会うかもしれません。
職場で聞いた英語の表現(超上級編)
It’s on like Donkey Kong
まず、It’s onは何かがいままさに始まろうとしているというような意味。
like Donkey Kongはそれを強調する意味で使われます。
調べてみると、Ice Cubeというアメリカ人ラッパーが彼の歌の中で使ったのが最初と言う人もいるようですが、真相は謎。
OnとDonkeyは韻を踏んでいる(rhyme)ので、Ice Cubeが作った言葉なのかも。
Deshitify
不要なもの、望ましくないものを取り除く、物事を正すために努力する、という意味。
shitifyは、何かを酷くする、悪くするという意味。
-shiti-はshittyまたはshitから来ており、直訳するとクソみたいな事をする(shitify)って感じ。
そこにdeをつけてその反対の意味になります。
de-とかdis-は意味を逆転させる接頭語として使われますね。disadvantageとか。
同僚に今に何の作業してるのと聞かれた時に、”I’m dishitifing the situation”とか言ったりします。
この言葉を初めて聞いた時は瞬間的にはわからず、言葉を分解して理解し、1つの単語として意味を理解した時は笑いが止まらず5分くらいずっと笑ってました。
こんな言葉があるのか!と。
Going postal
これは、誰かが(特に職場で)怒り狂う、または怒り狂って暴れたりものをぶっ壊したりするという意味。
アメリカ由来のこの言葉、もともとは何十年も前に起きたアメリカ郵便局での大量殺人から来ているそうです。
郵便職員が怒り、マネージャーや同僚を撃ち殺すという事件が何度も起きたらしく、そこから生まれた言葉。
普段は殺すという意味合いは含まず、単に誰かが職場などでキレる時に使います。
ちょっと怖い意味が由来にあるので、下手に使わないほうがいいかもね。
Fubar
何かがひどく壊れる、多くの場合は修復不可能なほど壊れた状態を指します。
この言葉は、F*cked up beyond all repair/recognitionの頭文字から来てます。
職場では、ソフトウェアのバグのせいでアプリが完全に壊れてしまったり、修復の見込みがない場合によく使います。
Ohhhh, you fubarred it! The bug f*cked up the microservice completely…って感じ。
She’ll be apples
オーストラリアのスラングで、全てはうまくいく、問題ない(Everything will be fine)という意味。
これ聞いた時、あまりにも意味がわからなすぎて言葉がでなかった笑
何でSheがapplesなの???
このサイトによると、オーストラリアではitのことをsheに置き換えて表現することがあり(オーストラリアだけじゃない気がするが)、It’ll be rightがshe’ll be rightになる。
She’ll be/She’s applesはもともとライムスラング(rhyming slang)というものだったようで、apple and spice or apple and rice と niceが似ているということから来ているとのこと。
https://slll.cass.anu.edu.au/centres/andc/meanings-origins/all
言葉の由来ってのはなかなかおもしろいね笑
Bob’s your uncle
正直意味がわかりません笑
イギリスで使われていた(使われている?)言葉だそう。
調べてみると、”and there it is”とか”your success is guaranteed”という意味があり、正直何が正しいのかわからない。
https://en.wikipedia.org/wiki/Bob%27s_your_uncle
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=Bob%27s%20your%20uncle
and there it isみたいな意味で同僚から教わった気がするけど、はっきり覚えてないし、調べてもいまいち理解できない。
多分使うことはないでしょう笑
追加の表現
前回では紹介しなかった言葉をここで少し付け加えます。
Piece of piss
これはpiece of cakeと同じで、楽勝、簡単という意味。
おしっこするのと同じくらい簡単、という意味なのかな。
下品だけどたまに聞きます笑
No dramas
問題はないよ、心配するなという意味。
Don’t worry about it、everything is fineとも言えます。No worriesでもOK。
ドラマがある=何か悪い事がある、予期しないことが起きるみたいな意味で、そういうのがないよ、という意味ですね。
まとめ:オーストラリアで暮らしてないと出会わない表現はたくさんある
どうだったでしょうか。
辞書なし、グーグル無しで全て正解できた人、きっと素晴らしい先生になれるでしょう笑
他にもオレやみんなが知らない表現は数え切れないほどあるでしょう。
オーストラリア永住権を取ってからも、英語の勉強はずっと続きます。
地元の人達が使う言葉を理解し、使えるようになれば、また一歩オージーの持つ感覚に近づけるのではないでしょうか。
では!