大学生活を振り返る その3:アサインメント編その2

どうもです。

ギリギリです。

 

今日は以前のポスト、大学生活を振り返る その2:アサインメント編の続きです。

アサインメントの具体的な内容とその進め方、アサインメントをやってみてどうだったか、そしてまとめ。

ちょっと長いです。

「実際にやってみて」とまとめだけ読めば、ざっくりとアサインメントとはどんなものかがわかると思います。

読むのが面倒な人はそちらへどうぞ。

 

アサインメントの種類

アサインメントは大きく分けて2つ。

  1. レポート
  2. モノづくり

 

レポート

レポートに書くトピックは、大抵の場合はざっくりした指定があって、その中から自分の興味のあるものについて書きなさいってパターンが多いです。

例えば、Internationalisation of Softwareという授業では「ソフトウェアの国際化に関することの中から自由にトピックを選び、10ページのレポートを書きなさい」というものでした。

指定がざっくりしすぎててよくわからんって言い出す生徒は少なくないです。

わかんないよねソフトウェアの国際化なんて言われても。

ページ数は10ページとか5000ワードとかが多かったです。

他の学科だともっと短かったり長かったり、アサインメントがもつウェイトによっても違ったりとバラバラ。

8,000~10,000ワードくらい書けっていうアサインメントもありました。

 

文章のコピーは厳禁

レポートを書く際に一番気をつけないといけないことは、文章の引用。

他人の書いた文章をコピーして自分のもののように使うことは厳禁。当たり前のことだけど、ほんとに重要。

もしコピーすればその授業を落とします。

QUTでは、他人の文章の盗用を取り締まるためのシステムがあるから、コピーすれば確実にバレます。

おそらくオーストラリアの大学はどこも使ってるはず。

(日本でも一部の大学は使ってるんじゃないかな)

文章の一文一文をすべてチェックするシステムを使って、レポート内の文章の類似性を判定するんです。

こんな感じ。

originarity report

このシステムは、文章が他人の文章と似ているまたは同じ場合に強調表示して知らせます。

教師はこれを見てレポートのオリジナリティをチェック。

システムが示すレポート全体の類似性の割合が高い(15%以上)場合、教師や学校から呼び出される可能性があります。

見ても分かる通り、ちょっと単語を加えたり変えたくらいではこのシステムからは逃れられません。

 

コピーされた側もトラブルに巻き込まれる

例えばコピーした人が先にアサインメントを提出して、された人があとで提出すると、

した人もされた人も同じトラブルに巻き込まれます。

どっちかというと、あとに出したほうがコピーしたと判断される可能性大。

教師はどっちがコピーしたのかわかんないからね。

友達でもないやつがアサインメントの期日近くになって突然声をかけてきて、レポート見せてーなんて言ってきたら要注意。

こういうやつらはレポートをコピーする気でいるか、誰かと適当にグループを組んで人の手柄の一部を自分がやったことにしてアサインメントをのり切ろうとする輩の可能性が高い。

だから安易に他人にレポートを見せたり貸したりするのは避けるのが吉。

 

引用したら必ずリファレンスを

レポートでは自分の意見を補強するために他人の文章を頻繁に引用します。

引用した場合は必ずReferenceを使って、誰のどんな文章を引用したかを明記しなければなりません。

こんな感じ(赤線部分)。

References sample

レポートの最後には、Referencesというセクションにその引用の詳細を載せます。

こんな感じ。

references sample2

この引用のスタイル(リファレンススタイル)には幾つかの種類があって、レポートによってはスタイルを指定してくる場合もあります。

この引用を書く作業、めっちゃメンドイです。

だからっていい加減な書き方も出来ない。

引用が正しく出来てるかどうかも評価の対象だし、あんまりいい加減だと盗用だと見なされてさらにずっと面倒なことになっちゃうし。

こんな感じで、レポートは内容以外にも気をつけながら書く必要があります。

 

モノづくり

モノづくりでは、ITコースで言えば簡単なアプリを作ります。

IT以外だと、建物だか何だかの模型を持っている生徒を見かけるし、CADか何かで設計図を書いてる生徒もいます。技術を学ぶコースではモノづくりがアサインメントとして出されるのが当たり前のよう。

モノづくりの場合は仕様書が発表されるので、それを見ながら実装をします。

こういうのは実際の仕事でも同じようにやるから、けっこう実践的やと思う。

モノづくりはレクチャーで教わった知識、理論を使ってものを作るのが基本。

いままで習った理論は、有名どころだとダイクストラ法、K-medoids法など。

これらを使って、オーストラリアの都市を移動する際の最短距離を求めるアプリを作ったりといろいろ。

データベースの授業では、与えられたデータから指定されたデータを抽出するSQLを書いたり、

ネットワークの授業ではルータの設定をしたり。

 

モノづくりではレポートの提出も求められます。

でもモノづくりがメインなので、簡単なレポートなことがほとんど。

プログラミングのアサインメントの場合、作ったアプリの仕様書をレポートとして提出することが多いです。

上で書いたような厳しいチェックはないかもしれないけど、その代わり自分の書いたプログラムを詳細に説明することでオリジナリティをチェック。

もちろんプログラムもチェックされて、他人からコピーしてないかチェックされます。

これは多分人力でやってると思う。

オレはソフトウェア開発に関する授業を取っていたので、モノづくりのアサインメントがけっこう多かったです。

他の専攻、例えばProject Managementだとレポートやプレゼンが多い。

ビジネスとかを学んでる人は、レポートばっかだと思います。

 

一人でやるか、グループでやるか

アサインメントは一人で進めるIndividual と、Groupの2タイプがあり。

どちらもその名の通り、個人でやるアサインメントとグループを作って複数人でやるアサインメント。

多くの人は個人アサインメントを好みます。

自分の都合のいい時間にできるし、他人と面倒なミーティングやらなんやらってのがない分気がラク。

でも他のメンバーからいろいろ勉強できるから、より勉強になるのはグループアサインメントかな。

 

グループアサインメントの場合、グループメンバー全員に同じ評価が与えられるものもあれば、

メンバー個人個人に違う評価が与えられるものもあります。

 

ミーティングに参加しなかったり担当部分をやらなかったりすると、他のメンバーから苦情がでて、評価下げられる可能性大。

逆に、普通に努力してればみんながみんなにいい点与えようとします。

 

実際にやってみて

大学生活の中で一番大変だったのがアサインメント。

でも、だからこそ力がついたんだと思います。

振り返ってみると、アサインメントってよくできてるなって感心する。

アサインメントは成績に関わるからがんばっていい点取ろうとする→自然と勉強になるって流れができるのがいいところ。

締め切りがキツイのも、優先度の付け方とか効率的な作業の進め方の勉強になるし、

グループアサインメントはグループ内での作業の進め方の練習になるし、

世の中に出てすぐに役に立つことばかりやってるなと。

 

ちなみに、グループアサインメントは面倒だけどできるだけ多く経験したほうがいいです。

というのも、オーストラリアではシステム開発の手法にアジャイル(Agile)開発手法を使う事が多いので、将来確実に役立つから。

いままで受けた授業で、グループでアプリ開発するアサインメントは全部Agileを採用してました。

就職活動時の面接でも、いままでリーダーポジションの経験の有無を聞かれることはけっこうあって、そこでグループ内でリーダー的役割を果たしていたとか言えれば良いアピールになります。

 

アサインメントは締め切り1ヶ月くらい前に発表されるけど、何だかんだで締め切りギリギリまでかかってやってることが毎回でした。

ほとんどの人は締め切りギリギリまでかかってやります。

複数アサインメントが出されて、そのほとんどが同じような時期に締め切りを迎えるから、その時期は大忙し。

特に締め切り1週間前は図書館や家にこもってアサインメント漬けなことも珍しくないです。

 

まとめ

前回の投稿と合わせてまとめると、

  • 成績=試験+アサインメント。めっちゃ重要
  • 成績に関わるからみんな必死=自然と力がつく
  • 各授業で平均2つのアサインメントが出される
  • レポートかモノづくりがアサインメントの内容
  • 提出遅れは0点
  • コピペはその授業を捨てたのと同じ。確実にバレる=単位を落とす
  • 締め切り1ヶ月以上前に出されるけど、ほとんどの人は締め切りギリギリまでかかってしまう

アサインメントが・・・って言ってる学生がいたら、いたわってあげてください。

マジで苦労してるから(笑)

ではまた!

 

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