どうもです。ギリギリです。
前の投稿でも書いたけど、文章読むのが遅い人、苦手な人、大学入ったら苦労しますよ。
いまのオレのように(´・ω・`)
さて、先日の投稿:【速報】WWOOFで2nd VISAが取れなくなる模様で触れたように、今年からWWOOFを含むボランティアワークがセカンドビザ取得可能な仕事として認められなくなる可能性がとても高いです。
何故このようなことになったのか
それにしても何故こんなルール改正が発表されたのか。
発表された内容によると、セカンドビザのサインを餌にして労働者を不当な条件で労働させたり、搾取している輩がいて、豪政府はそういう者達を許さない、だからルールを変える、このルールによって、不当に働くことはなくなるだろう、ということのようです。
Minister Cash said the changes address a concern that some employers are exploiting the second Working Holiday visa initiative by encouraging Working Holiday visa holders to work for less than the minimum wage.
“The current arrangements can provide a perverse incentive for visa holders to agree to less than acceptable conditions in order to secure another visa,” Minister Cash said.
“This Government is resolutely focused on upholding visa integrity and preventing exploitation – these changes will remove the incentive for visa holders to accept substandard conditions.
~中略~
“The reform will require those seeking to apply for a second Working Holiday visa holder to produce an official payslip from their employer, demonstrating they have completed their regional work component.
雇用主の中には、ワーキングホリデービザ保持者を最低賃金以下で働くよう助長することで、セカンドビザの権利を利用している者が入る。
現在の取り決めは、セカンドビザを確保するためビザ保持者たちに不当な動機を与えており、受け入れられない条件に同意する結果となっている。
政府はビザの高潔さを維持し、不当な利用・搾取を防ぐことに注力する。この変更はビザ保持者たちのために、標準以下の条件を受け入れる(不当な)動機を取り除くことだろう。
~中略~
この改革はセカンドビザの申請を予定している人たちに、彼らが地域作業を完了させたことを示し、雇用者からの公式な給与明細の提供を求めることになる。
久々に日本語訳してみた。不自然な訳があるかもしれません。ご勘弁を。
何故ボランティアワークが?
それにしてもなぜボランティアワークがNGになってしまうのか?
おそらくですが、金の流れを透明化しようというのが狙いではないでしょうか。
現状、少なくない数のファームが給与明細(ペイスリップ)を発行せずに給与を払っていて、金の流れが不透明。実際に給料が支払われているのかどうかすら不明というのが実際のところで、それをどうにかしようとしている。セカンドビザの申請時に給与明細の添付を必須にすること、ファームに給与明細の発行を強制させることで、金の流れを明確にし、搾取や不当に低い給与で労働させられていないか監視するのだと思われます。
ボランティアワークはそのままで給与明細の発行だけ義務付けると、給与を払うファームが、ボランティアで働いた人だけにセカンドビザのサインを出すなんて事を言い出す可能性もあるので、ボランティアワークは一切なしと決めたんでしょう。
・・・これ、実際もらう額は今までと変わらずゴミみたいな額で、ペイスリップだけは立派な数字が書いてある、ってことになる気がするんだけど。
あと、コントラクトの仕事って最低補償金額みたいなのないっぽいし、もしそうならほとんどのファームがコントラクトジョブに変えちゃうんじゃないの。単価の安い野菜や果物を育ててるファームが、正規の時給なんてとても払ってられないだろうし。払ってたらスーパーの野菜の額が今の3~4倍になるぞ(笑)
政府にはワーホリたちの労働と彼らの権利を守るための専門チームがすでに存在するらしく、活動をはじめているとのこと。
彼らがどのくらい現状を正してくれるのか、見ものです。
今後のセカンドビザ取得方法
上記の通り、今後は給与明細がないとセカンドビザが取れなくなるようです。
ただ、繰り返しですが、今回の改革の詳細はまだ発表されていません。
細かいことを知るのためには、今後の発表を待つしかないですね。
ちなみに、今までいくつかのファームで働いてきて、給与明細をきちんと発行しているところは1つだけ。
その他のところは現金手渡しのいわゆるキャッシュ。
それっぽい封筒に内訳を書いて渡してきたところもあったな。まだましな方かも。スーパーアニュエイションも払ってたし。
専門チームが動いているとはいえ、全体の浄化には恐ろしく時間がかかるし、悪いコントラクターなんていくらでも湧いて出てくるからイタチごっこ。
その間に法だけが変わり、給与明細がもらえないからセカンドビザの申請ができない、なんてクレームが増えそうな気がする。
まとめ
話を本題に戻して。
WWOOFを含むボランティアのファームワークを利用したセカンドビザ申請は、今年からできなくなりそうです。
ただし詳細はまだ発表されていないので、イミグレからの今後の発表に注視してください。
WWOOFでセカンドビザを取ろうとしていた人、残念ですが叶えられなさそうです。
最後に、リンクが切れた時のために、ここにソースの全文を載せておきます。
Friday, 01 May 2015
Volunteer work under the Working Holiday visa programme will no longer count as eligible work to qualify for a second visa, Assistant Minister for Immigration and Border Protection, Senator the Hon Michaelia Cash, said today.
Currently, young adults aged 18 to 30 from partner countries may holiday and work in Australia for up to 12 months and may extend their stay in Australia by a further 12 months if they undertake at least three months work in certain agricultural, mining or construction roles in regional Australia.
Minister Cash said the changes address a concern that some employers are exploiting the second Working Holiday visa initiative by encouraging Working Holiday visa holders to work for less than the minimum wage.
“The current arrangements can provide a perverse incentive for visa holders to agree to less than acceptable conditions in order to secure another visa,” Minister Cash said.
“This Government is resolutely focused on upholding visa integrity and preventing exploitation – these changes will remove the incentive for visa holders to accept substandard conditions.
“The reform will require those seeking to apply for a second Working Holiday visa holder to produce an official payslip from their employer, demonstrating they have completed their regional work component.
“I recognise that the majority of operators are doing the right thing, however it is unacceptable that some employers have been exploiting vulnerable young overseas workers and damaging the reputation of this important social and cultural exchange programme.
“As is the case with all visa programmes, it is essential that integrity in the Working Holiday visa programme is maintained so as to prevent exploitation and ensure public confidence in the system is upheld.
“In recognition of the many legitimate and worthwhile agencies that employ volunteer workers to deliver valuable community services, Working Holiday visa holders will still be able to perform volunteer work should they wish to do so. The work will simply not count towards eligibility for a second visa.”
These changes will be phased in by the Department of Immigration and Border Protection over the coming months.
Further information regarding changes to the Working Holiday visa programme will be made available on the Department’s website at www.immi.gov.au.
See: Index of Media Releases
URL: http://www.minister.immi.gov.au/michaeliacash/2015/Pages/strengthening-integrity-in-working-holiday-visa-programme.aspx
Last update: Friday, 01 May 2015
では!
夜は長袖着てても寒くなってきたブリスベン。
寒がりのオレにはしんどい時期になってきた。
ギリギリさん!お久しぶりです!
久しぶりにワーホリブログ村を訪ね、ブログを拝見しましたが、まさかWWOOFでセカンドビザが取れなくなりそうになってるなんて・・・
WWOOFで良い経験をした身・ビザを取った身としてはちょっと寂しいですね。。。
規制強化は不法賃金での労働やビザの売買を防ぐという観点で、正規にビザを取ろうとしてる人には嬉しいですが、ビザを取得できるチャンスは少なくなりそうですね。
不法といえども、キャッシュジョブでサインをゲットしてビザを取ってる人は少なくないと思いますので。
元々セカンドビザは国内の労働力不足を解消する目的で始まったとかなんとかって聞いたことあるんですが、WWOOFまでビザ条件から外れてしまうと、本末転倒のような気が・・・
なかなか難しいですね。
かなさん!めっちゃ久しぶりです!元気ですか?
オレもこの発表にはびっくりしました。以前から政府はこの問題を把握していて、今回ついに行動に移したんだと思います。
WWOOFでセカンドビザがもう取れなくなるのは取った身としては何となく寂しいですね。
政府が現状をどこまで正常化できるか、正直疑問です。アルコールの扱いみたいにものすごい罰金を科したりすれば効き目ありそうですけどね。ただ労働力は減らないと思いますよ。単にWWOOFに人が流れなくなるってだけで、セカンドがほしい人はへらないでしょうし。
当該ルールの施行後数年は混乱状態が続くと思います。ファーマーはルールなんてたいして気にしないだろうし(笑)
オレは今回の改正を、WWOOFへ流れている労働力を集めることで、慢性的な労働力不足を改善するとともに、セカンドビザ発行のプロセスを統一して移民局の仕事量を減らすことが本当の狙いなのでは、と考えています。もちろん現状を正す目的もあるでしょうけどね。