どうもです。
ギリギリです。
前回に続いて今日も以前もらった質問に答えます。
前回3回分はこちら:
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その1
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その2
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その3
Job hopperにならないためには
アジャイル開発の仕事に転職する時期として、いつがいいのか。研修期間を含まない/含む1年間は一つ目の会社で働いたほうがjob hopperの印象を与えなくて、オーストラリアでよいのでしょうか。または、日本のアジャイルの企業の技術レベルを満たすレベルになれば、実務経験数か月でも転職してもよいのでしょうか。オーストラリアの市場の視点からお教えいただけたら嬉しいです。
Job Hopper=10年以内に4~5の職についている人
まずjob hopperとはどういう人のことを言うのかを知ることが、質問に答える条件となります。
ググってみると、10年以内に4~5の職についている人というサイトがいくつか見つかります。
https://www.roberthalf.com.au/blog/jobseekers/are-you-risk-being-labelled-job-hopper
https://www.intheblack.com/articles/2019/10/22/job-hopping-from-red-flag-to-selling-point
https://www.roberthalf.com.au/press/job-hopping-fast-losing-its-negative-stigma-survey
https://www.hrmonline.com.au/recruitment/job-hopping-stigma-lifting/
”Defining job hoppers as employees who’d had five employers in ten years,”
”A ‘job hopper’ is typically a term attributed to someone who has changed jobs, on average, four times in a 10-year period.”
“Australian hiring managers consider someone who has made an average of five job changes over a 10-year period to be a job hopper.”
“defined by them as someone who has changed jobs five times in ten years.”
オレの感覚としては、1年~2年おきに仕事を何度も変える人という感じがします。
1~2回転職しただけならそのくらいの期間でもhopperと呼ぶには早いかな。
研修期間が含まれているかに関わらず、上記の定義は当てはまると思います。
なので、就職して1年後に一度転職した程度ではjob hopperとは思われないでしょう。
ただ、働いた期間に関わらず転職の理由ははっきりさせておいたほうがいいでしょうね。
面接で聞かれる可能性は十分あります。
働き始めて数ヶ月で転職する場合は特にそうだと思います。あまりにも短いとさすがに面接官の目を引くはずなので。
日本のアジャイルの企業の技術レベルを満たすレベルになれば、実務経験数か月でも転職してもよいのでしょうか。
ということですが、仮に、働いている日本企業のアジャイルのレベルが低ければ、レベルアップするために数カ月後に転職するという理由は自然だと思います。
上記の定義に当てはまらないなら問題ないでしょう。
コントラクターは別
コントラクター(日本でいう個人事業主かな?)の場合は、半年~1年契約の仕事はザラなので、その場合は話は違ってきそうです。
コントラクターとして働いてきた人なら、1年毎に仕事が変わっていても不思議ではないかと。
オレの同僚にも一人、今までずっと約2年おきに仕事を変えるコントラクターがいます。
フリーランスはビザ取得に不利になるか
留学の費用やスキルアップのため、フリーランスも考えているのですが、 アメリカの永住権を取得されたエンジニアの方から、フリーランスはVISAを与える上で少し信用が落ちる、とお伺いしました。 オーストラリアでも同じでしょうか。
フリーランスの場合、ビザを与える上で信用が落ちるというより不利になる、といったほうがいい気がします。
オーストラリアで就労ビザ(ワークビザ)や永住ビザがあれば働けるのは知っての通り。
ワークビザを得るには企業のサポート、つまり企業がワークビザ取得のスポンサーになることが条件の1つです。
たしか企業は自社従業員のためにしかビザのスポンサーになれないはずなので(この点念の為確認してください)、これが事実ならフリーランスのままではスポンサーは得られません。
フリーランスから社員になれればスポンサーをしてもらうことも可能でしょう。
フリーランスから正社員になるためにはそれなりの理由(実力)が必要だし、かつ企業が正社員を探していることも条件です。
もし企業スポンサービザを狙うなら、どこかの時点で正社員にならないとビザ取得は難しいと思います。
ちなみにオレはフリーランスには興味がないです。
正社員が得られる福利厚生(年休や病気休暇)が欲しいし、半年~1年おきに仕事探すのは絶対に嫌なので。
永住ビザ狙いならなおさら避けます。
契約が切れるたびに仕事探しを強いられるので、仕事がすぐ見つからないと職歴がその分作れない。
有効期限付きのビザで極力長く職歴を作りたいなら、1つのところに留まったほうが職歴は作りやすいと考えます。
フリーランスの仕事ならサクッと取れそうであればそうして、その間に正社員の仕事を探すこともできます。
正社員とフリーランス、それぞれのメリットデメリットを考慮し、出来得る限りの手を使って目標(ビザ、職歴など)達成できるよう考えを巡らせてみてください。
今回はここまで。
では!
非常に有益な情報をありがとうございます!
現在23歳、農学卒でプログラマー歴半年の社会人です。海外移住を念頭に2024年2月から海外大学院(おそらく豪州)で情報系修士を取得後、エンジニアとして現地就職を考えています。
世界を知りたいという好奇心から海外移住を考えているものの、海外経験がありません。そのため7月から豪州へのワーホリで海外生活を少しかじる予定で、現地での就職活動は語学学校に1ヶ月ほど通いながら行います。
渡航時点では実務経験1年、IELTS6.5となっている状態でIT企業へのインターンをする場合、他サービス業に比べてどのくらいの難易度なのでしょうか。また大学院入学後もインターンを継続する場合だと採用もされやすいのでしょうか。
ご意見いただけますと幸いです。
Hiroさん
こんにちは。
現在プログラマーなので、ソフトウェア開発者としてオーストラリアで働くことを望んでいると想像して話をします。
>他サービス業に比べてどのくらいの難易度なのでしょうか
オレは他サービス業を知らないので比較ができません。
比較なしに単にインターンが得られるかですが、その時点でインターン求人数や、求められるどういった人材が求められているかで変わります。
実務経験が1年あるので、職歴が全くない人より有利でしょう。
一応、なぜインターンを希望するのか(普通の求人(正社員などのポジション)ではなく)は考えておいたほうが良いと思います。
>大学院入学後もインターンを継続する場合だと採用もされやすいのでしょうか。
これが特別採用に有利になるかは疑問です。
おそらく採用側は、そのインターン期間中休まず働けるかを気にし、大学入学するかは特に関係ないと思います。
むしろ、入学後もインターンを継続できるか気がかりになるのではないでしょうか。
インターン期間中ビザが切り替わる予定なら、切り替わる時期と大学入学後でも問題なく働ける事を面接時に伝えた方が相手は安心するかもしれません。
もし有給インターンであれば、インターンがビザの就労条件に収まるかなどを、しっかり確認しておいてください。
最後に。
ワーホリで先に渡豪して現地を知ることはとてもいいことだと思います。
実際に現地に来たけど想像と違ったとか、自分には合わないと言って帰国する人が意外といます。
合う、合わないことがわかるというのはとても有益なことだと思います。
あと、IELTS6.5ということですが、仕事につくと苦労するかもしれません。
話し言葉はいわゆるガッコのお勉強ではなかなか身につかないのに、職場や普段の会話ではよく使われます。
そのため、会話についていくのがしんどいと感じることが多いかもしれません。
また、話の中身や思考の仕方、笑いの感覚なども非アジア人と日本人(東アジア人)とで違いを感じます。
普段機会がないようであれば、ワーホリで極力普段話をしない人たちと話して(特に英語ネイティブ、ヨーロッパ系)、会話になれるといいでしょう。
この慣れがあるかどうかで、職場でやっていけるか、ついていけるかかなり違うと思います。
まだやってないなら、インターンの求人をseek.com.auやLinkedInなどで調べてみてください。
その数と求人内容を見れば、インターン獲得に向けて今から自分が何をすべきか、何ができるか考えるきっかけになると思います。