どうもです。
ギリギリです。
今日は、オーストラリアでソフトウェア開発者として働くために資格は必要かを考えます。
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必要ない
オーストラリアで働くために資格を取る必要はないです。
主な理由は、
- 資格がある=実務ができるとは限らない
- 資格の有無は就活時大して影響しない(むしろ逆に働くことも?)
です。
資格がある=実務ができるとは限らない
実務で開発したことある人ならわかると思うけど、資格とったからって実務の出来が上がることってあんまりないんですよね。
顧客の業務を理解してそれをシステムに落とし込んで、という流れが普通なので、そういうことをこなすのに資格の有無は関係ない。
如何に顧客の業務を理解し、システムを理解し、ソフトウェアの作りや動きを理解しているか、なんですよね。
資格試験の内容の多くは、製品やサービスの仕様や働きを問うような問題が多い。
だから、実践で必要な経験や知識はなかなか資格では身につかないように思います。
資格の有無は就活時大して影響しない(むしろ逆に働くことも?)
就活時に資格を持っていることが有利に働くことって、ほとんどない気がします。
仕事を得るのに資格を条件にしている求人はみたことないし、面接でも聞かれたことはないです。
とは言ってもオレは今の仕事取るのに面接2回しかしたこと無いので、説得力はないですが・・・
同僚で資格を持っている人はほぼいません。
同僚に資格の話を聞いたことがありましたが、資格を気にするマネージャーはいないという話の流れでした。
ただ、人事などソフトウェア開発を知らない人にはウケがいいこともたまーにあるらしい。
そもそも、ソフトウェア開発を知らない人が人選に関わっている時点でその会社大丈夫かと心配になるが。
上司や他の同僚いわく、
資格はいくつもあるけど実務経験少ないまたはゼロの人は雇うのをためらうと言っていた。
仕事ができないから経歴が少なく(クビや実力不足で採用されないなどの理由により)、代わりに資格をとって就活に役立てようとしているのでは、とか考えるらしい。
これだとむしろ資格の保持が逆に働いてしまうことに。
資格をいくつも取る人って、資格を取ること自体が目的になってそうなので、その時点ですでに実務できるか怪しい感じはしますよね。
必要な人やあると有利になるもいる
一方で、資格を必要とする人や、資格が本人に有利に働く人もいると思います。
そういう人たちは資格を取るでしょう。
例えば、仕様がとても複雑なソフトウェアや、独自の概念を持つなどの特殊なソフトウェアを使う場合。
また、特定のベンダのソフトウェアやサービスを使い倒すような業務もですね。
複雑な仕様や膨大な機能、独自の概念を覚えないと使えないようなソフトウェアなら、そのソフトウェアの資格を取ること自体が実務をうまくこなす条件になるといえます。
であれば、資格の取得が重要になりますね。
他には、何らかの理由で会社やその部署が資格の取得を求めていたり、資格の取得が仕事や給与面で有利になる場合。
オレは日本にいた頃基本情報技術者の資格を取りましたが、その理由がこれ。
資格手当で月5000円もらえるのでとりました。
ただ、こういう人たちは実務に役立てる以外の理由で資格を取ることになりますよね。
もし資格を取らなくても仕事ができたり、取っても給料が上がらないとしたら?
きっととらないのではないかな。
学ぶためとしては悪くない
とはいえ、資格を取ることが無駄とは思いません。
資格試験の勉強する中で、今まで知らなかった基本的なことに気づくこともあります。
難しい資格になれば複雑なことも学ぶので、それらが実務で応用できる日が来るかもしれません。
資格のレベルが上がるほど包括的な知識が必要になるので、上位資格を取る頃にはあまり人が知らないような役立つ知識を身につけているかもしれません。
ただ、そのためには結構な時間を使わないといけません。
ここで1つ疑問が浮かびます。
ほんとにその時間をその資格の取得に使いたい、または使うべきなのか?
オレならこうする
オレなら、経験が浅いうちは資格の勉強はせずにソフトウェア工学の勉強をします。
実際にアプリを作ったり本を読んだりして、実務に直接役立ちやすいことを学ぶのに集中します。
経験が浅いうちから特定のソフトウェアの細かなことを知っても、実務で使う機会は限られています。
それにそもそも、開発中のソフトウェアにどう変更を加えるべきかなどがよくわからないうちにそんな知識を手に入れても、使いこなせないですよね。
じゃあ基本的なことを学ぶ資格を取ればいいのでは?
基本的なことを学ぶならググればすぐに出てくるので、資格を取る理由としては弱いかな。
それよりも、実際にコード書いて調べて書いて調べて、という作業を繰り返したほうが、より実践的。
実際業務ではそれの繰り返しやし。
まとめ:よほどの理由がない限り、資格を取る必要はない
オーストラリアでソフトウェア開発者として働くために資格は必要ないです。
業務で必要になる場合は取るしかないですが、そういう求人は少ないと思います。
特定のベンダのソフトウェアやクラウドアプリを使い倒すような業務内容なら、資格の保持は有利になるかもしれませんね。
オーストラリアでソフトウェア開発者を目指す人は、無理に資格を取る必要はないです。
実務経験を多く積めるのなら、それが一番いいです。
実務経験とは別で、きれいなコードのアプリを作ってGithubにあげたり、デモアプリを用意したほうがいいと思います。
資格よりも実務経験や、実際に見れるきれいに書かれたコードの方が説得力があります。
では!
初めまして!いきなり申し訳ありません。前からポストグラッツさんの様々なブログを拝見させて頂いておりましたのですが私来年よりオーストラリアにてIT専攻にて正規留学予定なのではありますがどうしても疑問に思いました事があり現地でITエンジニアとして働かれてるポストグラッツさんにお伺いしたい事がありコメントさせて頂きましたのですが、もしよろしければご回答頂けますでしょうか♀️IT専攻にて大学進学するにあたり現地で就職する事を1番の目標として学生生活を送りたいのですが①在学中は全ての教科でHDグレードを目指してひたすら勉強するべきか、もしくは②成績は普通のCグレードを目指しつつ、人脈を作ることやバイトに時間を使ったり大学で学んだ事を自分で応用して製品を作ったりコーディングを高める事に時間を割くですと①と②どちらが現実的に可能性がありますでしょうか?卒業されてる方を見ますと在学中勉強だけに注力して好成績を収めてる方でも就職に苦労されている方がいて、逆にコネで就職を見つけたりされてる方も少なからずいる為どちらを優先するべきか悩んでおります。。。。
清水さん
こんにちは。質問に答えます。
1と2,どちらの方法でも就職の可能性は十分あると思いますが、どちらかを選べと言われたら2ですね。
理由としては、ブログでも書きましたが、やはり職歴がある人は就活の際強いからです。
人脈づくりも大事ですね。まだネットに出てないけど今人探してるよーなんて声がかかることもあるので、就職のチャンスも増えると思います。
ただ、1も悪い選択肢ではないと思います。
大学を卒業したばかりの人が応募するポジションの場合、面接官は学校でどの程度学んだかなどを聞いてくるはずです。
学んだ内容をしっかり話せ、コーディングの面接でもそれを見せられれば就職の可能性は十分あります。
どちらを選ぶにしても、結局は自分の応募したポジションをやるために必要な力が自分にあるかが鍵です。
成績満点でも職歴10年あっても、そのポジションをこなす力がないと判断されれば終わりです。
逆にいえば、力があることを面接で示せれば仕事はいつか見つかるでしょう。
ところで、2を選びはしましたが、Cグレードを「目指して」勉強はしないです。
まずは勉強も職歴などを積むのも全力で取り組み(個人的には好成績を取りたいし)、両立できない場合はより優先度の高いものに注力していく、その結果成績がCになるという感じですね(多分そういうつもりで言ったのかな)。
ビザの期限内でできることは限られているので、その間にできることは全力でやることを勧めます。
オレは学生生活結構だらけて、一生懸命やらなかったことを後悔しています。そうならないようがんばってください!
ご返信が遅れてしまい申し訳ありません。
ご回答頂きありがとうございます!勉強も職歴も全力で頑張ります!