元旦早々スカイダイビングしたら入院する羽目になった話 その2/2

どうもです。

ギリギリです。

 

エアリービーチでのホリデーも6日で終わり。

いまはシドニーにいて、8日に家に帰ります。

水曜から仕事。働きたくねー

 

さて、今日は「元旦早々スカイダイビングしたら入院する羽目になった話」の完結編です。

 

前回の投稿はこちら。

元旦早々スカイダイビングしたら入院する羽目になった話 その1/2

 

地獄のバス

インストラクターも含め全員がバスに乗車すると、すぐに出発。

少しでも楽になるよう、ベルトを緩めたり椅子に浅く座って腹を圧迫しないようにする。

10分ちょっとで店に戻れる。それまでの辛抱だ

しかしインストラクターの一人が告げる。

「帰りはバスで25分かけて店まで帰ります」

 

絶望。

 

何でそんな時間かかるんだよ。行きより長いじゃねえか・・・

しかしどうしようもない。耐えるしかない。

バスに乗った直後の体調は、乗り物酔いからくる気分の悪さ、心臓がかなりはやく鳴っている、呼吸が浅い、両手がしびれていて感覚が鈍くなっている、頭が重い、後頭部にある頭痛。

バスが出発してすぐに具合が悪化。揺れるたびに酔いが酷くなる。

数分後にはえづくようになってきた。

とにかく店まで吐かずにつくことだけに集中し始める。

早く着いてくれ

経験あると思うが、こういうことを願う時ほど時間の流れが遅く感じる時はない。

バスでの移動が永遠に続くように感じる。

いくら曲がり角を曲がっても全く店に着かない。

その間にも徐々に具合は悪化し、足までも感覚がなくなり始める。

えづく回数も増えてきた。

やばいこのままでは吐く以上に悪いことが起きるかもしれん

そう思い始めた時、ようやく見慣れた光景が視界に入ってきた。

 

バスを降りてからも悪化する体調

ついにバスが店に到着。

この頃には視界が白みがかっていて、視線のど真ん中以外はぼやけていた。

前の座席に捕まりながら立ち上がりバスを降りる。

店の中に入るとすぐに、でもゆっくりと装備を自力で外す。

そして振り絞るようにThank youを言って店を出た。

この時の心臓の鼓動は、周りの人にも聞こえるんじゃないかと思えるぐらい激しくはやかった。

店から家までは約2km。タクシー以外の選択肢はない。

しかし外に出てもタクシーが見つからない。

Uberはエアリービーチでは使われていないようで、アプリ上にはnot availableと表示される。

タクシーも見つからないし口の中がものすごく乾いているし、とりあえず水分補給しよう

そう決めて、近くにあったウールワースに入り水とスポーツドリンクを買う。

 

エアコンもダメ、水を飲んでもダメ

買った後、レジの近くにあったベンチに座って水を飲み始める。

1口ずつ水とスポーツドリンクを交互にゆっくり飲む。

きっと脱水症状のせいでこうなっているから、エアコンの効いた店内で水を飲みながら休めば良くなるだろう。

そう考えていたオレが甘かった。

座ってから20分、30分と経っても一向に良くならない。

頭を動かすと吐きそうになるし、めまいもする。

どうしよう。

動くこともできない。エアコンの効いた場所で水を飲んで休んでも一向に良くならない。タクシーも見つからない。

この時には意識が朦朧としていて、まともに考えることができなくなっていた。

何とかしたくてもできない状況がしばらく続いた。

 

助けの声、救急隊の到着、そして病院へ

そんな時、ウールワースの従業員がオレの様子を心配して声をかけてきた。

気持ち悪いと伝えると、近くによってきて吐いてもいいように袋をくれた。

例の15セントの袋だ。

現在の症状を伝えると、しばらく様子を見て良くならないようなら救急車を呼んで見てもらおう、その場で見てもらうだけならお金はかからないからと言う。

うなづいて同意する。

救急隊が到着するまで大体5分くらいだっただろうか。比較的早く到着した。

二人の女性隊員が到着すると、すぐに心電図を取り始める。

心臓には何も異常がないことがわかると、隊員の1人が「念の為これから病院に行って検査をするから」と告げてきた。

はは、まさか元旦から病院に行くことになるとは・・・

数分後、ストレッチャーに乗せられてウールワースを後にする。

救急車の中で質問をする。何分救急車に揺られるのか、心の準備をしたかった。

“How long does it take to get to the hospital?”

“25 minutes”

また25分かよ・・・

 

ワーホリを始めたばかりの頃、ひどい熱が出て病院に行った時に似たような質問(how long does it take…)をしようとして、高熱&ヘタな英語のせいで言葉が出てこなかった覚えがある。

しかし約6年経った今、意識が朦朧としているのにスッと出てきた。

ずいぶん英語に慣れたもんだと、市販の頭痛に効く薬を飲みながら救急車の中でくだらないことを考えていた。

 

診断と治療

病院のベッドに移るとすぐに医者と看護師が来て検査を始める。

心電図や血液検査、口頭による問診を行い、最後に血液検査。

ウールワースのときと同じく心電図には異常なし。血液検査も異常なし。

結局検査では何も見つからなかった。

軽い脱水症状が起きていただろうと医師が言う。

医師曰く、脱水症状以外にどうやら高山病のようなもの(英語で症状名を言われたが思い出せない。Hyper…というものだったはず)にかかっていたかもしれないとのこと。

高度が高い場所は酸素が薄いため呼吸がしづらい。

こういう場所に慣れていないと体が反応して、心臓が体に酸素を送り出そうと必死に働き鼓動がはやくなる。

鼓動がはやいのはこれが原因だろうと。

一方で頭にある血は下に降りてきてしまい(理由はわからないが)これが原因で頭痛が起きる。

救急車の中で市販の薬を飲んだが頭痛が治まらなかったこのためだろうとのこと。

そして、寝不足や朝食を食べないとこの症状が出やすいと言っていた。

吐かないようにするための朝食抜きがまさか仇になるとは・・・

最後に、点滴が効いてくれば頭痛と気分の悪さはなくなると告げて医師は一旦その場を去った。

看護師が点滴の準備を終わらせると、手の甲から点滴が入り始めた。

 

最終的な診断結果

極度の疲労と睡眠不足のせいで点滴中はずっと寝ていた。

約1時間後点滴がおわり目が覚めた。

疲れはあるものの、気分はすっかり良くなり頭痛や気分の悪さはなくなっていた。

医師がまた来て帰ってからの注意点を教えてくれた。

最後に、帰れるようなら帰っていいと言うのでトイレに行った後に帰る旨を告げた。

時間は5時半すぎ。2時過ぎに病院についたので、約3時間半ほど入院していたことになる。

支払いを済ますために受付に行く。

治療費の総額は約840ドル。

今回はトリアージカテゴリ3として扱われた。

Hospital triage:

https://www.health.nsw.gov.au/Hospitals/Going_To_hospital/Pages/triage.aspx

 

帰りのタクシーを待つ間に診断書を見た。

診断結果は

Panic Attack

Mild Dehydration

 

え・・・高山病みたいなやつじゃなかったの?パニックアタック??

迎えのタクシーが来た。

診断結果の詳細をわざわざ聞きに戻ることもなかろうと、すぐにタクシーに乗り込む。

約20分後宿泊先についた。

ジャンプ後に乗ったバスの25分と似たような乗車時間だが、それよりもずっとずっと短く感じた。

運転手に65ドル支払い、タクシーを降り、部屋のドアまで歩く。

長い長い一日がやっと終わった。

 

最後に

これで話は終わりです。

いまだになぜパニックアタックと診断されたのかわかりません。

医師の説明からすると高山病のようなものにかかっていたってのが一番納得のいく診断結果なんだけどなあ

ともかく、大事には至らなかったし、次の日は丸一日休んだので3日からは何事もなかったかのように過ごせました。

もしスカイダイビングするなら

  • ジャンプ前日は十分な睡眠を取る
  • ジャンプ前日に酒を飲まない
  • ジャンプ当日は朝食を取る。朝早いジャンプでも朝食をとること

これらを守ってください。

特に睡眠と朝食は最も重要。

まあよっぽどヘボくないとオレのようにはならないと思うけどね笑

多分20代の人ならまずこんなことにはならないはずです。

前回の話で出てきたフランソワやブリコたちはみんな若くて(おそらくみんな20代前半)、ジャンプ後店に戻ってきた時はみんな笑顔で、興奮気味にジャンプの感想を話し合っていました。

若いっていいな。

 

今回はひどい目にあったスカイダイビング。

でもスカイダイビング自体はとてもいいものだったし、いい経験でした。

興味のある人は是非やってみてください。

大丈夫、入院することはないから笑

 

では!

 

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