どうもです。
ギリギリです。
前回に続いて今日も以前もらった質問に答えます。
前回4回分はこちら:
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その1
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その2
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その3
【Q&A】オーストラリア移住を目指す人からの質問に答えました その4
Index
ビザのスポンサーになってくれるかを就職面接で聞いてもいいのか
永住VISA取得までの具体的なステップについて
- 企業に就職してから、「永住VISAをスポンサーしましょうか?」というようなお声がけをいただけるまでの期間は、ギリギリさんはどれくらいでしたか?また、その期間について、要望を伝えることもできましたか?(もし他の事例もご存知でしたらお伺いしたいです)
企業スポンサーを得るまでの期間
まず知らない人のために軽く触れますが、オレは企業スポンサーで永住ビザを取っています。
この質問はそのことを前提にしています。
オレがいまの会社に勤め始めた頃は、まだ卒業ビザでオーストラリアに滞在していました。
オレの卒業ビザの有効期限は2年で、7~8ヶ月目に就職、企業スポンサービザ(186ビザ)を申請したのは卒業ビザが切れる約1~2ヶ月前でした。
だから、だいたい声がかかるまで1年ちょっとですね。
ただ、企業スポンサーをずっと狙っていたわけではないので1年ちょいかかったという感覚はないです。
卒業ビザが切れる直前までずっと189ビザや190ビザを狙っていたので。
たまたま、運良く取れたという感覚のほうが強いです。
会社でビザのサポートをしてくれたら助かるという話は、会社に勤め始めて6~7ヶ月目くらいでしました。
ただそれは、自分から積極的にしたわけではなく流れでそういう話をすることになってしまった、という感じです。
その話をしてから公式にサポートするよという回答を得たのはかなり経ってからで、オレからではなくマネージャーからしてきてくれました。
当初は企業スポンサーを狙ってなかった
まず、オレはもともと企業スポンサーは狙っていませんでした。
当時は189か190ビザを狙っていて、IELTS8を取るため仕事から帰ると毎日英語の勉強。
働き始めて半年ちょっと経った頃に同僚と話していて、オレのビザの話になった時、マネージャーに絶対話をしといたほうがいいよと言われたんです。
でも企業スポンサーには頼りたくなかったので話をしないでいたら、同僚がマネージャーやリーダーにいつの間にか(雑談で)話をしたらしく、「なんかビザの問題があるんだって?」と聞かれました。
聞かれちまっちゃあしょうがねえってことで状況を話し、もし可能なら企業でスポンサーをしてくれると助かるという話もしました。
1週間くらいしてマネージャーが「オレの経歴なら企業スポンサービザは取れそう。ただ、これは君のビザだから会社に頼らず極力自力でとるようにしてほしい」と。
企業スポンサーに頼るつもりはなかったので、はじめからそのつもりだと返答。
でもIELTS8の壁は厚く、PTEに切り替えても点は届かず。
「卒業ビザが切れる数ヶ月前になったらまた企業スポンサーの話をしよう」と決めました。
IELTS8相当の点取得は絶望的。
月日は過ぎ、ビザの期限は残り少なくなっていく。
そろそろマネージャーに話をしないとなと思っていたら、マネージャーに呼ばれて「ビザの件、英語の点数取れそう?」「おそらく無理です・・・」「そうだと思って人事や上司と話をしておいたよ。チームとして君を失うわけにはいかない。うちの部署の予算まだあるし、よければ公式にビザのサポートをするよ」という流れになったわけです。
他の人はどうか
他の人が企業スポンサーをとるまでにどのくらいかかったかはほとんど聞いたことないです。
でも企業スポンサーを狙っている人は、どこかのタイミングで上司と話をするようです。
オレの知る限りでは、働き始めてしばらくしてから(本格的に)ビザの話題を出していたようです。
面接時でそういう話をしたかどうかはわかりません。
オレのハウスメイトはあと1週間でビザが切れるってところでとある企業と話をし、面接時にビザのサポートをしてもらえるかを聞いてました。
まあ1週間でビザ切れるならそりゃそうやよね笑
面接時にビザのスポンサーをしてくれるか聞くか?
2. 永住VISAをスポンサーをしてくれる可能性のある企業に就職したいのですが、面接ではそのことを聞かないと聞きました。聞いてしまうと、印象が悪いのでしょうか。もし聞くのがあまり良い方法ではない場合、求人検索で検索をする以外にどのように見極めればよいですか?
難しい質問です。
企業スポンサーを狙う人にとって、スポンサーしてくれそうな企業で働いたほうが圧倒的に有利ですからね。
してくれない企業なら、どこかの時点で就活し直しですから。
とはいえ、ビザのスポンサーをしてくれるか聞くと印象が悪くなる可能性はあります。
ビザのためにうちを選んでいる、ビザを取ったらすぐに去っていくのでは?と考える面接官や人事がいても不思議じゃないですから。
いままで聞いた話だと、ビザのスポンサーをすることに慣れていて、ビザを取るまでの2~5年くらいしっかり働いてくれればいいよという企業もあるし、「うちはビザのスポンサーはしないから」と釘を差してくるところもあります。
面接官やその時の企業の売上や利益などでも変わりそうです。
よって、この質問への明確な答えはないでしょう。
オレは、面接でビザのスポンサーになってくれるかは聞きません。
というか印象悪くなりそうなので怖くて聞けん笑
でも、多分聞いたほうがいいと思います。
有効期限のあるビザを持っていて、企業がスポンサーになってくれるか全くわからない状態で何ヶ月~何年も働くのは時間の無駄。
質問するタイミングや聞き方を考慮した上で、面接時に聞くことは自分のために大事なことだと思います。
ただ、面接時にスポンサーするよと言われても実際にしてくれるかは別ですけどね。
状況が変わって難しくなったり、人事と面接官で意見が違っていたり、人間関係の悪化や実力不足で話が流れることはありえます。
面接時に質問しても平気か、聞くならいつか、またはどう聞くかについてはネットフォーラムで情報を漁ると何か出てきそうです。
最後は、求人検索で検索をする以外にどのように見極めればいいかという質問。
オレは、中~大企業には企業スポンサーができる”体力”がある企業が多いのではと考えています。
スポンサーをしてくれるかは実際に面接で聞かない限りははっきりわからないし、たとえ聞いても上記のような理由で話が流れることもあるためわからない。
でも、そもそもスポンサーをするための”体力”がなければスポンサーは不可能。
だから、まずはその体力がありそうな企業を探すことが大事。
オレならその点を見ます。
体力さえあれば、あとは自分の実力や同僚や上司との人間関係がよければスポンサーをしてもらえる可能性は十分あります。
なぜ中~大企業なのかですが、
企業がある程度の大きさになると、その企業のメインのビジネス部門と人事などのその他の部門が明確に分離します。
すると、ビザのスポンサーになる時に発生する作業(書類の準備)の大半が人事などの部門に行くため、自分の上司であるマネージャーには負担がほとんどかからない。
よってビザのための手間はほぼなし。
人事がビザの準備をこなす余裕があれば、マネージャーとしてはスポンサーのオファーを出しやすくなると思います。
一方小さい企業だと一人で何役もやることがあり、特に上の立場の人はその傾向が強い。
ただでさえ忙しいのに、かなり面倒なビザのための書類の準備は極力避けたい。
それを嫌ってスポンサーを避ける企業があっても不思議ではないでしょう。
また、ある程度の規模の会社ならスポンサーとしての必要経費を払う金もありそうです。
逆に言えば、これらが当てはまる企業ならその規模に関わらずスポンサーをする体力がある可能性はあります。
とはいえ、大企業でも部門やプロジェクトによっては予算がないところもあるため、大企業だからと安心はできません。
大企業ならではのしがらみや面倒さもありそうだし。
やはり実際にビザをスポンサーをしてくれるかどうか聞かない限り、その企業がビザをスポンサーしてくれるか見極めることはかなり難しいでしょう。
今回のQ&Aはこれで最後です。
疑問が解消されていれば幸いです。
他の人も疑問があれば問い合わせフォームやツイッターから質問をしてくれれば受け付けます。
今日はこのへんで。
では!