オーストラリアも日本と大して変わらない

どうもです。ギリギリです。

 

前回の更新からかなり時間があきました(いつものことか)。

相変わらずニューキャッスルで毎日プログラムを書いたり消したりしてます。

 

英語の勉強もしとるけど、最近モチベーションがガタ落ち。

IELTS8またはPTE79以上の得点が必要なんだけど、とてもいまのレベルではとれないので、

それがストレスになっているせいか体調があんまよくない。

でもがんばらんと・・・

 

高まる緊張感

さて、今の会社で働き始めて10ヶ月近く経とうとしています。

昨年はまだ開発の初期段階だったのもあって、ソフトウェアのリリースは一切ありませんでした。

顧客もおらず、また具体的にいつからソフトウェアを売り出し利益を出すかについても、それほど具体化していませんでした。

でも今年になってそれが明確化し、仮とはいえすでにソフトウェアのリリースもしており、昨年とは違って職場では緊張感が高まっています。

とあるミーティングで、もし期日までに完成しなかったら?という質問があがったとき、マネージャーが”That’s very fucking bad” と言ったのを鮮明に覚えています。

 

製品を売る営業やチームを纏めるマネージャーたちからすれば、期待した機能が実装された安全で高品質な製品が、期日通りにリリースされることを期待しているわけで、開発者としては、その期待に答えられないとまずいわけです。

営業やマネージャーなど、製品を売ったり顧客と密接に関わる立場の人達は、

どのように利益を上げるかや、いつまでにいくら売上を出すかなどの話もしています。

今回のソフトウェアのリリースはかなり厳しいので、オレを含む開発者たちは何とか求められたものを提供しようと必死です。

 

一方で、公式ではないとはいえ、すでに顧客がいて、

その顧客からソフトウェアについての問い合わせも何件か来ており、対応をしてます。

当然今後も顧客は順次増えていく予定なので、ソフトウェアに関する問い合わせも増えるでしょう。

こういった利益に関する話、顧客の期待値や使った感想などを聞いたり、顧客からの問い合わせの対応などをしていると、

今やっていることは自分の会社に関わる重要なことで、プロとして期待された仕事をしないと、と

開発者として徐々に責任の重さを感じ始めています。

昨年までのように、まだバグがあるけど別にリリースするわけじゃないし、

そんな大事にはならないよねというわけにはいきません。

営業やマネージャーは、開発チームに強い期待を寄せています。

だから、プレッシャーがかかります。

ストレスがかかります。

 

ワーホリとは違う

ワーホリしていた頃、オーストラリアに住みたいなーオーストラリアたのしーなんて言っているワーホリをよく見かけました。

ワーホリなんてはっきり言えば無職で遊んでるだけなんだから、楽しいのは当然。

ワーホリでも働くけど、生活費やのちにする旅行に必要な金を稼ぐためで、要は一時的なもの。

朝から晩まで働いていた日本での生活から真逆の生活になり、

さらに新しい出会いや経験を味わうわけだから、楽しくてしょうがない。

でも、ワーホリ生活を抜け出し、生活基盤を作って、

日本と似たような生活をしようとすると、その感覚が変わってくる。

日銭や旅行費を稼ぐために短期でカジュアルで働くのと、

こちらで生活の基盤を作って生きていくために働くのとはわけが違うんです。

 

さらに、オーストラリアでは自分がクビになるかもしれないという不安が常にあります。

オーストラリアでは企業の業績に関わらず、出来が悪ければ最悪クビになります。

日本ほど被雇用者が法律で手厚く守られているわけではありません。

クビへの不安は、日本の労働環境にはない、オーストラリア(もしくは海外)でしか感じないストレスでしょう。

カジュアルでも当然職探しには響くけど、その職が一時的なものだったり、日本への帰国を考えているならそれほど深刻に考える必要はないでしょう。

 

でも、こちらで生活しようとしているなら、同じクビでも深刻さが違ってきます。

キャリアの形成に響くからです。

だから、自分のポジションを守るという点からしても、

上司やチームからの期待に答えるというのは、オーストラリアでは日本よりもより重要なことなのです。

期待が大きくなればなるほど、それを達成するために大きな努力が必要になるし、

当然その分プレッシャーが増し、ストレスも増えます。

 

大してかわらない

そう考えると、日本でもオーストラリアでも大して変わらない。

種類や感じ方は違っても、プレッシャーもストレスも感じるんです。

もちろん日本よりオーストラリアの方が労働環境は断然いいので、

総合的に見ればオーストラリアで働いたほうがいいと感じる人が多いのは間違いないでしょう。

でも、例えばオーストラリアで長期的に生活したり、移住したいと考えて、

それがワーホリの延長線上のようなものという感覚でいると、

実際生活し始めて「なんか違う」という、現実と理想の違いを感じるわけです。

旦那や妻が全部稼いでくれる、または親がお金くれるから

自分は働かなくてもいいって人はそんな違いを感じることも少ないかもしれないけど。

 

どこでも同じ

どこで働こうが、たいした責任がないのなら働いていても気楽だし、それほどプレッシャーもなければストレスもない(人間関係がどうこうってのは別の話)。

責任が重くなればなるほど、どこで働いていようがストレスは大きくなる。

そういう意味では、日本もオーストラリアも大して変わらないのです。

 

9件のコメント

  1. 仕事始めると、生活リズムは違って来ますよね。
    ただ休日の過ごし方だったり、五時以降の生活などは日本とは違うかな。
    と個人的には思います。

    以前IELTS8以上が必要。と記載されてましたが、
    ACTのスポンサー(190)であれば、55点プラス スポンサーの5ポイントで申請できると思います。
    http://www.canberrayourfuture.com.au/workspace/uploads/documents/act-occupation-list-july-17.pdf

    キャンベラ在住であれば、closed position でも申請できるので、
    多くの申請者がシドニーなどから移住して来ております。

    1. 残業が(ほとんど)ないとか、休日出勤が(ほとんど)ないことを考えると、ストレスを解消するための時間は圧倒的にオーストラリアの方が多いし、ストレスのたまる具合も日本より少ないですね。だから日本よりもずっと働きやすいと思います。

      情報ありがとうございます。
      キャンベラで仕事が取れればACTのスポンサーでも狙えるんでしょうけど、うーん難しいですね・・・
      ちなみにオレの職業はCloseしてます(プログラマ関連)。
      人が流れてきてるってことは、結局競争率高いんじゃないですか?55+5ポイントはあくまで最低必要なポイントで、実際は65とか70とかないとスポンサーもとれないし招待状もこないってことはないですか?

  2. 以前にもコメントした事がありますが、現在ビクトリア州で小さな工場の社内プログラマをやっています。私の場合はたかだか社内なので規模も小さいし、期日についても比較的緩い事が多いですけど、やはり期待通り結果を出さないといけないという部分は同じです。現時点ではプログラムを書くのもテストも私だけなので、アルファ、ベータリリース時のバグは多く、社内の一部のエンドユーザーに使ってもらいバグを潰していくという、まぁ一般的にはありえない方法を取っています。ソフトによってはバグ=お金に関わる事も多くしかもデータミス以外の全責任はシステムを書く自分なのでやはり重圧です。本当にギリギリさんに共感します。
    ちなみになんですが、就労ビザは視野には入れていないのですか?この方法だと確実に時間はかかるし、一定期間同じ会社に縛られる事になりますが、IELTS 6 (上がっても当面は7止まりじゃないでしょうか)なので英語面では多少楽になるのでは?私は今ちょうど旧457から189を提出したばかりで本当に永住権に辿り着けるかは微妙ですが、英語に関しては問題なくいけました。本当はC2レベルくらい取りたいのは本音ですけど、C1から全セクションでのC2への壁は厚いです。

    1. Toppoさん
      ソフトウェア開発で、試験まで全部一人でやるのは避けたいですよね。
      自分ひとりの視点しかないと、特にテスト段階で、テストが妥当か、漏れがないかがわからないからしんどい。
      負担を軽くするためにも、品質を保つためにも、開発者は最低2~3人はほしいところですね。

      ビザですが、就労ビザでも永住ビザでも、もし会社がサポートしてくれるならものすごくありがたいです。
      すでにマネージャーはオレのビザのことを認識していて、HRに話もしています。
      当然といえば当然ですが、会社はオレがどうしても自力でビザが取れなくなった時に限り、サポートを考慮する(約束はしてない)と言っています。
      自分としても、自分のビザなんで極力自分ですべてやりたいと思っています。
      すでにIELTS7相当は取っていますが、189または190ビザを得るためにはIELTS8またはPTE79が必要なので、自力でコレを取ろうと勉強中です。
      C2、C1というのはEF SETというテストのことでしょうか。

  3. そうです。IELTSに換算すると多分7.0(C1)から8-8.5(C2)くらいではないでしょうか。

  4. 現状ではキャンベラは非常にビザがとりやすいです。

    On ACT nomination, if you have the required 60 points, you will automatically receive an invitation from Department of Home Affairs to apply for the Skilled Nominated (subclass 190) visa.

    http://www.canberrayourfuture.com.au/portal/migrating/article/skilled-visa-act-nomination/

    60ポイントがあれば、自動的に招待状がもらえる。
    キャンベラ在住者はclosed position でも可能
    申請の職業と、現在の職業が異なっていても可能で、現在の職業は ANZSCO skill level 1 to 4 に乗っていればOK

    http://www.canberrayourfuture.com.au/workspace/uploads/documents/190-guidelines-jan-18.doc

    妻の友人の多くはキャンベラの大学を卒業後、会計士資格を取って、申請しています。
    現在の職業は、 レストランのウェイトレスやマッサージ点の受付などです。

    1. 返信ありがとうございます。毎度詳細な情報助かります。
      仮の話ですが、キャンベラに住んでいれば、仕事をキャンベラ外(例えばシドニーとか)でしていても申請できるんでしょうか。
      もし可能なら、極端な話仕事はそのままでキャンベラに移り住んで、そこから仕事の通ったり、職場の近くに仮の家を借りて、週末だけ帰ってくるとかしててもいいんですかね。
      あと、このACT nomination?ですが、もうすぐ無くなるとかルールが変わるって話はきいたことありますか?

      1. だめでした。。。

        NOTE: You are not eligible to apply for ACT nomination if you, or any members of your immediate family
        are living, working or studying in another Australian state or territory.

        流石にそこまで甘くないですねー

  5. ビザのルールは頻繁に変わるみたいなのでなんとも言えませんが、
    ACTノミネーションの申請の際は、 雇用証明書、銀行口座履歴(キャンベラで日常的にお金を使っているかを調べる) アパートの契約書などが必要になります。

    逆のパターンになりますが、キャンベラで仕事をして、週末家族のいる町に帰る労働者は多いですね。
    毎週末、シドニー方面の道は渋滞します。

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