ポイントを集めて取るオーストラリア永住権 – 技術独立永住ビザ(189ビザ)

どうもです。

ギリギリです。

 

さて、今日は前回と同じく永住ビザの話。

前回の投稿:

日本人が取れそうなオーストラリア永住ビザとは

 

今日は、オーストラリア永住ビザの一つである、技術独立永住ビザ(189ビザ)について話します。

 

技術独立永住ビザとは

技術独立永住ビザは正式名称をSkilled Independent visa – Subclass 189といいます。

このブログではよく、189ビザと呼んでいます。

https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/skilled-independent-189

 

このビザの最大の特徴は、一切のスポンサーを必要とせず、自力で取得できるところ。

他に人気の186、187、190、パートナービザ(100ビザと820ビザ)はすべて何らかのスポンサーを必要とするので、これらとは違いますね。

また、ポイントを集めて申請するのも他のビザとは違います。

ビザの申請料は約$4000ドル(2019年7月時点)。

 

専門用語解説

さて、先に進む前に、ここで専門用語をみておきましょう。

ここで理解しておくと、以降の内容が理解しやすくなります。

 

ポイント、ポイント制

189ビザはポイント制のビザと言われていて、ポイントを集めることで申請可能になります。

ポイントは、特定の条件を満たして集めます。例えば、

  • 年齢が25歳以上33歳未満だと30ポイント
  • 大卒(Bachelor degree、Master degree (Course work))だと15ポイント
  • IELTS7を持っていると10ポイント
  • オーストラリアの大学を卒業していると5ポイント
  • オーストラリア国外の職歴が3~5年だと5ポイント
  • オーストラリア国内の職歴が1~3年だと5ポイント

と言った具合。

移民局のサイトに条件と得られる点数の表があります。

https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-listing/skilled-independent-189/points-table

 

スキルアセスメント

スキルアセスメントについては、以前話をしているのでそちらを参考にしてください。

Skills Assessmentとは

Skills Assessmentとは その2

Skills Assessmentで選ぶべき職業とは

 

EOI

EOIはExpression of Interestの略で、189ビザを申請したい人は必ずこれを提出します。

EOIは、189ビザを申請したい意思を表明するためのものです。

この意思表明をしないと、189ビザは申請できません。

 

招待状(invitation)

招待状(invitation)は、移民局がEOI提出者の中から選んだ人に送る通知です。

移民局はEOIを提出した人の中から、ポイントの高い(=優秀だと考えられる人たち)順に招待状を送ります。

招待状は毎月1回あり、これをスキルセレクト(Skill Select)といいます。スキルセレクトにより選ばれた人には招待状(通常Email)が送られ、この招待状を受け取った人のみが、189ビザを申請できます。

 

メリット、デメリット

さあ、ここからはこのビザのメリット、デメリットを見ていきましょう。

 

メリット

このビザのメリットは、上でも触れた通りスポンサーを必要としないところ。

スポンサーを持たない最大のメリットは、スポンサー都合でビザ審査がうまくいかない可能性をなくせることです。

例えば、スポンサーが提出する書類が原因でビザ審査が通らないとか、経営悪化が原因で仕事を失うなど。

こういうケースはそれほど多くないものの、実際に起きる可能性があります。

事実、オーストラリア国内のニュースでも何度か取り上げられています。

スポンサーの担当部分は自分のコントロールが及ばない部分なので、それらを排除できるのは、ビザ取得への道から予期しない出来事を減らせるわけです。

 

他のメリットとしては、取得後の制限が少ないこと。

ビザ取得後は、オーストラリア国内であれば好きなだけどこでも好きな場所で好きなように暮らせます。

他のビザ、例えば190ビザや187ビザは取得後数年間は地方で過ごさないといけなかったり、一定期間以内に特定の地域で一定期間暮らさないといけないなどの条件がありますが、このビザにはこういった制限はありません(永住権に必ずついてくる制限、例えば選挙権がないなどの制限はある。ここで言うのは居住地域や期間などの制限)。

スポンサーいらず、取得後の制限が少ないこともあって、オーストラリアの大学を卒業した多数の留学生がこのビザを狙っています。

 

また、189ビザを申請する際は職業を1つ選びますが、ビザ申請中も取得後もその職業につく必要はありません。

どうしても自分のしたい仕事が見つからないという人でも、条件さえ満たしていれば189ビザは申請&取得可能です。

 

デメリット

このビザのデメリットは、取得条件を全て自分で満たさなければいけない点。

スポンサーいらず=スポンサーに頼れないということ。

自力でポイントを集めなければなりません。

 

他には、他の189ビザ申請者よりも優秀でないとビザを取れない点。

これが一番厄介です。

このビザの申請に必要な招待状は、高ポイント保持者から順に送られる仕組み。

なので、例えビザの(招待状受領以外の)取得条件を満たしていて、どれだけ高いポイントを持っていても、その他大勢の189ビザを狙う人たちよりポイントが低ければ、いつまで経ってもビザを申請できないのです。

そう、このビザは、他人との競争に競り勝って初めて取れるビザなのです。

 

また、オーストラリアが定める”優秀”や”職歴”の定義に合わせないといけないのも、厄介な点です(これは他のスキルビザでも当てはまる話ですが)。

例えば、オレは日本で7年近くSEとしての職歴がありますが、この職歴は189ビザには一切使えませんでした。

職歴があるからといって必ずしもそれがビザ申請に使えるとは限らないのです。

 

取得条件

189ビザの主な取得条件は以下の通り。

  • 45歳以下
  • 65ポイント以上持っている
  • スキルアセスメントをパスしている
  • 移民局からの招待状を受け取っている

他にも英語が最低IELTS6以上、健康であることなどがありますがここでは取り上げません。

最初の3つの項目をクリアすると、4つ目の招待状が移民局から送られてきます。

この招待状を受け取って、初めてビザを申請できます。

 

申請の流れ

このビザの申請は他のビザとは違い若干複雑です。

大まかな流れは以下の通り。

  1. ビザに必要なポイントを集める
  2. 職業を選んでスキルアセスメントをパスする
  3. Expression of Interest(EOI)を提出する
  4. 移民局から送られる招待状を待つ
  5. 招待状を受け取ったら、ビザの申請をする
  6. 申請結果を待つ

1と2は順不同です。

EOIの提出までが1つの山場で、招待状を受け取るのが最大の難関です。

EOIは提出後に更新できるので、65ポイントあったらすぐに提出してください。

提出後に英語で更にいい点をとったり、NAATIの資格を取ってさらにポイントを追加なんてことはよくある話です。

EOIを更新しないと、移民局はEOI提出者が何ポイント持っているかわかりません。

持っているポイントが変わった場合(下がる場合(年齢ポイントは年齢により下がる)も同様)、必ずEOIを更新しましょう。

 

EOIを提出してもブリッジンブビザは降りない

ここで絶対に覚えておきたいことが1つ。

それは、EOIの提出をしてもブリッジングビザは降りないということ。

EOIはビザではありません

そのため、提出してもブリッジンブビザは降りません。

もし189ビザを申請する前に、その時持っているビザが切れる場合、オーストラリア国外にでなければなりません

こうなると大変です。

仕事を辞め、すぐに招待状がもらえなさそうなら車や家具など持ち物をすべて売り、必要なものを日本に送り、友達とも別れ、パートナーがいれば遠距離の付き合いを強いられるなどなど。

今まで築いた生活が大きく崩れます。

EOIは国外に出た後でも有効で、招待状も受け取れるとはいえ、かなりの出来事ですよねこれ・・・

なので、ビザが切れる前までに招待状を受け取れるかが勝負です。

 

まとめ:技術独立永住ビザ取得は、他人との競争だ!

今日は、オーストラリアの永住ビザの1つである技術独立永住ビザ(189ビザ)の基本について触れました。

189ビザは一切のスポンサーを必要としないビザ。

スポンサーや職の有無に関係なく取れるという嬉しいメリットもある一方で、ビザ取得をスポンサーに頼れない、全て自力で取らなければならないデメリットもあります。

このビザはその独特な申請方法のせいで、他の申請希望者との競り合いに勝ち残った人だけが申請できるビザです。

ポイントやEOIなど、他のビザではほとんど見ないようなものが、189ビザ申請の中では必要です。

こういった部分をしっかり理解することが、ビザ取得の第一歩です。

 

次回以降では、どういう人が189ビザを取れるか、どうしたらより多くのポイントを集められるかを話します。

では!

 

2件のコメント

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。