RSMSでオーストラリア永住権はもう取れない?2019年11月から大きく変わるオーストラリアのビザ事情

どうもです。

ギリギリです。

 

今日はとある永住ビザがもうすぐ申請できなくなるという話。

2019年の11月16日から、現行のビザやルールに大きな変更が加わります。

そしてその大きな変更の1つが、いくつかのビザの廃止と、新しいビザの導入です。


RSMSが申請できなくなる!

チャイルドケアやシェフなどの職業でオーストラリア永住権を目指す人たちの間で人気のビザが、RSMS。

正式名称をRegional Sponsored Migration Scheme visa (Subclass 187)と言います(以降187ビザまたはRSMSビザ)。

このビザは一言でいえば地方用永住ビザなんですが、人気の秘密は、189ビザを含めた一部のビザでは有効でない職業でも187ビザなら有効なこと、取得条件が緩いことなどがあります。

特に職業についてはかなり魅力的。

ここ2年くらいの間に取得条件が変わって以前より取得が簡単ではなくなったものの、187ビザを目指している人は未だにかなりの数います。

事実、シェフやチャイルドケアで移住を目指しているという人をオンラインでよく見かけます。

 

しかし、187ビザは2019年11月16日から申請できなくなります

 

以下のサイトは今年の11月に加わる変更についてのオーストラリア政府の公式発表。

https://www.legislation.gov.au/Details/F2019L00578/Explanatory%20Statement/Text

一番最初のページの一部をざっくり訳すと、2019年11月16日に、特定のtransitional cohorts(移行中の人達)を除いて187(RSMS)ビザ(の申請)を終了する。187ビザは494ビザに取って代わられる。

と言ったところでしょうか。

本当にRSMSは申請できなくなります。

 

ルール変更後もRSMSが申請できる人はいる

transitional cohortsを除くとあるのですが、transitional cohortsとはどういう人たちなのか?

先の公式発表の真ん中あたりにある”Migration Regulations”を見ると、その定義があります。

  1. 457ビザ移行中の人:2017年4月18日に457ビザを持っていた(すでに取得していた)人、またはその日(以前)に457ビザを申請していて、その後取得した人
  2. 482ビザ移行中の人:2019年3月20日にMedium-term stream(4年有効)で482ビザを持っていた(すでに取得していた)人、またはその日(以前)に同ストリームで同ビザを申請していて、その後取得した人

とあります。

この条件に合う人は、Temporary Residence Transition streamで187ビザの申請の締切から除外されるとのこと。

もう1つのDirect Entry stream(DE)には触れていないので、DEは例外なく申請できないという理解でいいはずです。

つまり、特定の日付以前に457ビザまたは482ビザを取った人、または申請してその後取った人は、11月のビザルール変更後もTRT streamでなら187ビザを申請できるということです。

逆に言うと、いま457ビザまたは482ビザ(TSSビザ)を持っていない人は11月から187ビザを申請できなくなります。

RSMSを狙っている人は念の為、ビザエージェントに問い合わせるなどして改めて確認してください。

 

これからどうすれば・・・

オーストラリア永住権をRSMSで取ろうとがんばってきた人の中には、残念ながら11月以降RSMSが申請できなくなる人もいると思います。

永住権への道の方向転換は免れません。

そういう人達にはいくつか選択肢があります。例えば、

  1. 11月に新しく導入される新しい2つのビザのうちのどちらかを狙う
  2. DAMAを狙う
  3. 職業を変え190ビザや186ビザを狙う(482→186に繋げるなど)

など。

どの選択肢を選ぶにしても、自分にとって何が一番いい選択なのかよく調べてください。

調べるうちに、もしかしたらもっといい道があるかもしれませんよ。

ではこれらの選択肢を1つずつ見てきます。

 

新しい地方向けビザを狙う

11月のビザに関する大きな変更の中には、491ビザと494ビザという新しい2つのビザの導入があります。

489→491へ代わり、187→494に変わります。

この2つのビザ、どちらも永住ビザではありません

どちらも地方向けのワークビザです。

ただし、このどちらかを持っていると約3年後に導入されるもう1つの新しい永住ビザ、191ビザに繋げることができます。

494ビザの詳細はまだ調査中ですが、気になる人は494ビザの職業リストに自分の職業があるか確認しましょう。

 

DAMAを利用する

DAMAとはDesignated Area Migration Agreementの略で、特定地域内での海外労働者を雇うことに関する取り決めです。

DAMAは人手不足が深刻な地域で、その地域の企業がオーストラリア政府と取り決めを交わすことで、海外からの労働者を簡単に雇えるようにするというもの。

DAMAは基本的にはTSSビザと同じなんですが、DAMA専用の職業リストがあるようで、多くの職業がリストにあります。

DAMAでビザがとれれば、その後永住ビザに繋げることも可能。

例えばノーザンテリトリーではNT DAMAというのがあります。

ページ内では、NT DAMAでオーストラリア永住権への道が1つの大きな要素と言っています。

以下のページでDAMAが有効なすべての場所が載っています。

各場所で自分の職業が有効か確認してみてください。

https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/employing-and-sponsoring-someone/sponsoring-workers/nominating-a-position/labour-agreements/designated-area-migration-agreements

DAMAの詳細についてはまとめ次第投稿予定です。

 

職業を変える

上記2つの選択肢が自分に当てはまらない場合は、他の職業で何らかのビザを狙えないかよく調べてみましょう。

例えばチャイルドケアワーカー(ANZSCO Code: 421111)を狙っている人は、Child Care Centre Manager(134111)やEarly Childhood (Pre-primary School) Teacher(241111)に職業を変えて永住ビザを狙えるなら、狙えるビザが圧倒的に増えます。

いきなり永住ビザに手が届かない人は、一度ワークビザを得てそこから186ビザへ繋げるのもありです。

合わせて読みたい:

ビジネスビザからオーストラリア永住権へ繋げる! – 企業スポンサー永住ビザ(186ビザ)

 

”地方”の定義も変わる

いい忘れましたが、11月の変更では”地方”の定義も変わります。

11月の変更で、地方と呼ばれる地域はSydney, Melbourne, Brisbane, Gold Coast and Perthを除くオーストラリア全地域になります。

参考:https://immi.homeaffairs.gov.au/what-we-do/regional-migration/eligible-regional-areas

 

まとめ:RSMSはもうすぐ申請不可に。方向転換が必要な人は早めに!

RSMSを狙っている人で、上で説明した例外に当てはまらない人は今年の11月からRSMSの申請ができなくなります。

チャイルドケアやシェフとしてこのビザを狙っている人の中には、オーストラリア永住権への道を方向転換せざるを得ない人もいるでしょう。

そういう人たちは他のビザや職業で永住ビザが狙えるかを調べ、今後の方向性を大至急明確にすることを勧めます。

 

最後に。

すでに理解している人がほとんどだとは思いますが、自分がRSMSビザ申請できなくなるかどうかは、必ず自己の責任で確認、判断してください

 

では!



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