オーストラリアでソフトウェア開発者として働くオレの給料を公開します

どうもです。

ギリギリです。

今日は金の話。

他人の給料を知りたがる人が多い

先日、ツイッターでこんなアンケートを取りました。

https://twitter.com/PostgradBrissie/status/1528327863975354368

オーストラリアに住む人(日本人)の給料や保有資産を知りたいと答えた人が56%以上いました。

半数以上の人が他人がいくら持っているか知りたいと。

ふと思ったけど、オーストラリア在住に限らず他人の給料や資産を知りたいのかな。

ともかく、多くの人が在豪人の給料を知りたいと思っているようです。

そこで今日は、オレの給料について話をしてみます。

 

過去の給料、今の給料

オーストラリアでソフトウェア開発の仕事をし始めた時の給料は、時給約38.5ドルでした。

その後時給が1ドル上がって約39.5ドル。

その後今の会社に入って、それからは年棒制になりました。

こんな感じで給料が変わっています。

  • 9万5千ドル(入社時)
  • 約9万9千ドル
  • 約10万5千ドル
  • 約10万8千ドル
  • 約13万ドル(昇格に伴い大幅に上がった)
  • 約13万4千ドル
  • 約13万8千ドル
  • 約15万ドル
  • 約15万9千ドル(現在)- 2023年1月5日追記

ということで、今の年俸は15万9千ドルです。

うちの会社はボーナスが年一回出るので、15万9千ドル+ボーナス(個人のがんばりや会社の業績次第)が年にもらえる総額です。

この額はスーパーも込みの額なので、支給額はこれよりちょい少ないです。

スーパーについては前回の投稿で解説しています

自己評価からみても日本の頃の給料とくらべても、この額はちょっと高すぎると思う。

ただ、この額は特別高いわけではないです(上司談)。

これ以上もらう人は世の中にたくさんいます。

 

残業代はびた一文でない

残業代はまったく出ません。

そういう契約なので。

今は日本で言う正社員のようなものなんですが、入社時にサインした契約書には残業について書いてなかったと思います。

あったとしても、残業代はでないとか書いてあるんじゃないかな。

入社時に見て以来見てないので覚えてません。

失くしちゃったし。

契約書には、1日~時間、~時から~時まで働くこと、

週に~時間働くこと、給料はいくら、スーパーはいくらなどが書いてあります。

そもそも残業はしない前提の契約なんだと思います。

他の業種はわかりませんが、ソフトウェア開発者として働く正社員で、残業代もらう人っていないんじゃないかな?

いたら教えてください。どんな契約なのか知りたい。

 

残業代はでないとは言え、残業しないわけじゃないです。

オレも進捗によっては残業するし、大学の友だちも残業すると言ってました。

 

日本との給料の差

日本の頃の年収は300万ちょっとだったと思います。

毎月の支給額が約25~26万円(残業20時間分しかつけれんかった)、会社を辞める前数年のボーナスは、給料約1ヶ月分なので夏冬で合わせて約50~70万。

豪↔円は為替で変動するので比べるのが難しいですが、

わかりやすく1ドル100円とすれば、今の年収は約1600万。

物価や物価上昇率が日本より上とはいえ、

日本で働いていた時の年収と5倍近い差があります

 

日本の給料は低すぎ→わかる、オーストラリアの給料は高すぎ→??

日本で働くソフトウェア開発者は、低賃金で働いている人がかなり多いです。

これは多くの人が認めるところ。

一方、オーストラリアのソフトウェア開発者の給料は高すぎると思います。

上司曰く、シドニーでは今のオレの年俸くらいの額を出すところは珍しくはないという話なので、オレが特別高い給料をもらっているわけではないです。

他の同額程度もらう人の業務内容がどんなものかわかりませんが、

仮にオレと同じような事をしているなら、もらう額と業務内容がいい意味で釣り合ってないように思えます。

さっき、日本の頃の給料と比べて今の給料は高すぎるといったんですが、それは今の業務内容は日本の頃の業務内容と5倍分も違いはないから。

むしろ業務内容は日本の頃の方が多岐に渡ったし、責任も今より大きかった。

当然日本の給料は安すぎるので、当時の業務内容なら当時の3倍はもらってもいいかなと思う。

今は日本の頃より楽なのに5倍ももらっているので、双方の業務内容や責任を鑑みつつ比較すると今の給料は高すぎるだろうと思うわけです。

単に額面だけ見ればオーストラリアの方が給料が高いのは当たり前で、ほとんどの職業でそうだと思います。

 

ところで、オーストラリアではソフトウェア開発の仕事がけっこう儲かる仕事の一つですが、何でなんでしょうね?

オーストラリアのソフトウェア開発者が日本人開発者よりも特段に優れているってわけでもない気がするし。

オーストラリアだとジュニア、ミドル、シニアと、ソフトウェア開発者にランクがあって、ランクがあがると給料もぐんと上がるので、そのせいで高くなりやすいのかな。

日本では、こういうランクがない会社がほとんどです。

会社が給料を上げないので、実際はシニアレベルだけど、ジュニアと同じ給料でずっと働いているって人、かなりいるはずです。

仕事の出来や業務内容は膨大なのに、給料が全く追いついてないという人が多数いるのが日本ではないでしょうか。

 

最後に

ということで、みんなが知りたかった他人(オレ)の給料を公開しました。

思った額より上でしたか?それとも少ないと思いましたか?

いまは幸いなことに良い給料もらってますが、これがずっと続くとは思ってません。

いつか今の会社を去らねばならぬ時が来るはずです。

ソフトウェア開発は、開発するものがなくなれば多数の開発者は必要なくなるので。

ただ、会社が変わろうがランクが変わろうが、年俸の額はあまり気にせずにい続けたいです。

「金はあとからついてくる。もし金がほしければ要求するんじゃなく実力でねじ伏せろ(実力を見せつけろ)」って考えが好きで、まずは自分の力を見せる、もし金の話をしたければその後だ、実力を嫌というほど見せつければ、自然と評価されるだろうと信じています。

では!

 

2022年6月26日追記:

2022年6月時点での、オーストラリアのソフトウェア開発者の平均年収について調べました。

オーストラリアのソフトウェア開発者の平均年収は8万~12万ドルです

オーストラリアでは年収6万ドルくらいがよくある所得額です。

5件のコメント

  1. 初めまして。
    日本でソフトウェアエンジニアをしているものです。
    RubyやRailsで実装を行い、経験年数としては3年半といったところです。
    どこででも生きていけるようになりたいと考えており、海外で働くことも考えております。
    ただ、私の実力で海外で通用するか不明なためぜひご助言をいただきたく存じております。
    突然のご質問で、申し訳ありません。
    よろしくお願いいたします。

    1. Fさん
      こんにちは。
      「海外で働くことも考えております」=オーストラリアで働く、という前提のもと話をします。

      Fさんの実力がわからないので、Fさんがオーストラリアで通用するかはわかりません。
      国内外に関わらず、その会社や土地で通用するかは実際に働いてみないとわからないです。
      ただ、オーストラリアだからといって必ずしも日本よりもレベルが高いというわけではないです。
      オレの肌感覚で一般的な話をするなら、日本で3年以上真面目に働いて、それなりの力がついている人であれば、オーストラリア国内でJuniorかMidレベルのソフトウェア開発者のポジションは十分狙えると思います。
      実際に通用するかは応募する求人の会社やポジション、自分の実力(英語も含む)などで変わります。

      ただ、実力が通用するかどうかと、仕事が得られるかは必ずしも直結しないと思っています。
      仕事を得るのに必要なこと、オーストラリアで働くのに必要なことを考え、準備することが大事です。
      一番の問題はビザでしょう。これなしでは仕事どころか国に滞在することすらできません。
      どういうビザがあるのか、どのビザがあれば働けるのかなどを調べてみてください。

      あと、仕事が得られるかどうかは求人数によっても多少変わると思います。
      Ruby関連の求人は、オーストラリアでは他の言語と比べると少ないかもしれません。調べてみてください。
      Ruby (on Rails)開発者の求人は少ないかもしれませんが、例えばJunior Software Developerのタイトルで、Rubyをやっているとより望ましいみたいな求人はあります。
      例えばこれ。
      https://www.seek.com.au/job/66243849?type=promoted#sol=ce64bf709a430542918500409976745a4c4888f2
      自分のやりたいことと現実を照らし合わせ、優先すべきこと、妥協できることなどを考えて、そこから就職の現実的な道を探るといいと思います。
      Rubyで就職できないと言っているわけではないですし、当たり前ですが、求人数が少ないから就職が難しいとは言い切れません。
      もしかしたらライバルが少なくて、そのおかげで仕事が得やすいかもしれないですし。こればっかりはわかりません。
      求人数が多いほうが応募できる数も多くなるので、その分就職の可能性はあがるかな、という単純な考えの元に上のような事を言っているだけです。

      最後に。
      オレが人に助言をする時は、計画を立てて、ゴールまでの道のりをイメージできるようにするといいと言います。
      (計画を詳細にたてようとし過ぎて時間をムダにするのはよくないが)
      特にビザは、海外就職とは切っても切れない関係です。
      ビザをはじめとして、外国人である自分がオーストラリアに滞在する、働くために必要なことはなにか、仕事を得るために必要なことはなにかなどを調べ、自分のやりたいことと照らし合わせつつ計画を立ててみてはどうでしょうか。

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