オーストラリア永住権は働いて手に入れる! – 企業スポンサー永住ビザ(186ビザ)

どうもです。

ギリギリです。

 

今日も前回に引き続き、オーストラリアの永住ビザの話。

今日は、企業のスポンサーを得て手に入れられる、企業スポンサー永住ビザについてです。

企業スポンサービザには永住とそうでないものを含めいくつかの種類がありますが、今日はEmployer Nomination Scheme (subclass 186)、通称ENSとも呼ばれる永住ビザについて話します。

ここではこのビザを186ビザと呼びます。

ちなみに、オレが持っている永住ビザはこの186ビザです。

 

企業スポンサービザ(186ビザ)とは

上ですでに紹介した通り、企業スポンサー永住ビザは正式名称をEmployer Nomination Scheme visaといい、Subclassは186です。

このビザは、企業のスポンサーを受けた人が得られる永住ビザです。

オーストラリア政府は海外から来た(または海外にいる)優秀な人物に国内で活躍してもらい、その企業、ひいてはその地域やオーストラリアの利益に長期的に貢献してもらいたい。

移民局は、企業が選んだ優秀な人達に永住ビザを発行することで、活躍を期待するとともにオーストラリアでの生活と活躍をサポートするわけです。

また、優秀な人に永住ビザを発行することは、世界にいる他の優秀な人物の招致にもなります。

オーストラリアに住みたい、企業に利益をもたらす力のある人達にとっては、このビザは魅力的に見えますよね。

 

ビザ取得に大事な2つのこと

さて、このビザを得るためには2つ重要なことがあります。

1つは、申請者である自分自身のスキルを証明すること

もう1つは自分をスポンサーする企業が、スポンサーとしての能力があるかを証明すること

この両方が審査を通過する必要があります。

自分自身のスキルを証明するとは、特定の職業において一定以上の職歴があることなどを証明することです(学歴を含む場合もある)。

186ビザを申請するには必ず1つ職業を選択し、その職業に関する職歴等があることを証明します。

企業スポンサーについては、移民局が企業がスポンサーとして相応しいか(まっとうな給料を払う能力があるかなど)を確認します。

186ビザは申請者の能力だけでなく、企業からのサポートと、企業のスポンサーとしての能力があって初めて取れるビザなのです。

 

メリット、デメリット

メリット

このビザを狙うメリットは、企業のスポンサーがあれば取れるという点。

例えば189ビザのような、他人との競争に勝たないと取れないなんてことはありません。

スポンサーさえもらえれば、ゴールはすぐそこです。

また、189ビザや190ビザ、489ビザと違いポイントを必要としないので、条件をクリアすればすぐにビザ申請が可能です。

学歴も、申請方法によってはほとんど必要ないのもいい点。

英語力も、IELTS6相当があればいいので楽ですね。

 

デメリット

このビザを狙う際のデメリットは、企業スポンサーが必要な点。

スポンサーを見つけるのは運の要素もけっこうあります。

働く前から「ビザ欲しいからスポンサーになって」とは聞きづらいですよね。

仕事が見つかっても、企業として従業員をスポンサーする能力がないかもしれない。

スポンサーになったけど仕事をクビになる可能性もあるし、会社が倒産する可能性もある。

また、申請方法によっては別のビザを持っていることが条件にあるので、そのビザを取り、さらに186ビザもとなると、時間がかかるのもまたデメリットです。

ホスピタリティ関連だと、最初のビザを持っている間に店が潰れたりってことは意外とあります。

そうなればまたスポンサー探しから始まる・・・

このように、自分ではどうにもできない事が起こり得るのは、ビザを目指す時につきまとうリスクです。

 

申請方法と取得条件

このビザには以下の3通りの申請方法(Stream、ストリームと呼ばれる)があります。それぞれの方法で若干ビザの取得条件が変わってきます。

  1. Direct Entry stream
  2. Labour agreement stream
  3. Temporary Residence Transition stream

ちなみにオレが186ビザを取った方法は1のDirect Entry streamです。

合わせて読みたい:

オーストラリア永住権取れたあああ!!!!

 

この投稿ではDirect Entry streamのみ取り上げ、残りは次の投稿で説明します。

 

Direct Entry stream

主な条件

この方法はDirect Entry(DE)という通り、直接186ビザを申請できる方法です。

2と3の方法では別のビザを持っていることが条件ですが、DEでは必要なし。

DEでは、会社からスポンサーを受けたら6ヶ月以内に申請してください(これも条件の1つ)。

メインの申請条件は以下の通り。

  1. 自分の職業が職業リストにある仕事であること
  2. 自分の仕事が深く関わる職歴が、最低3年あること
  3. スキルアセスメントをパスしていること
  4. 企業のスポンサーがあること
  5. Competent levelの英語力があること(IELTSだと6)

順番に見ていきましょう。

 

職業は、定義と自分の業務内容が一致していることが重要

職業は、186ビザ用の職業リストに載っているものでなければなりません。

職業リスト(Occupational List)に載っている職業の定義も細かく規定されているので、注意して確認してください。

どの職業がどのビザで有効かは、このサイトを使うと一発でわかります。

https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/working-in-australia/skill-occupation-list

下の方にあるSkilled occupation listの欄で自分の狙うビザを検索し、職業が有効か、またはどんな職業が有効かを見てください。

 

職業の定義は、例えばオレが186ビザを取る時に選んだDeveloper Programmerという職業は、このように定義されています。

引用元:ACS

https://www.acs.org.au/content/dam/acs/acs-skills/ANZSCO_Code_Information.pdf

Description of Employment Duties(職務、役割)にある内容をしている、または経験のある人はDeveloper  Programmerとして認められます。

自分がソフトウェアエンジニアだと思っても、オーストラリアが同職業の定義に合致しなければ意味がありません

職業を選ぶ際は各職業の定義をよく見て、自分に最もふさわしいものを選んでください。

ちなみに、自分の経歴が完全に一致しなくてもOK。

正確な割合はわからないけど、おそらく60%くらいはこの定義に合致している必要があると思います。

 

職歴は、選ぶ職業に深く関わりがあること

2番目の職歴に関しては、自分が選んだ職業の定義と職歴が合う場合のみ、職歴として認められます。

職歴を変えることはできないので、職業選びは必然的に自分の職歴に合わせて選ぶことになります

職歴は日本、オーストラリアを合わせてもOKです。

 

ところでこの職歴、同じ職歴でもビザによって職歴として認められたり認められなかったりと、ルールが様々。

例えば、オレの職歴は189ビザでは職歴として認められないのですが、186ビザでは職歴としてカウントできました。

でもこれは別業界では違うかもしれません(オレはIT業界)。

自分の職歴が186ビザのDEで有効か、よく確認してください。

 

スキルアセスメント

DEはスキルアセスメントが必要です。

スキルアセスメントについてはこちらの記事を参考にしてください。

 

条件をクリアできる企業のスポンサーを得よう

おそらく186ビザ最大の難関とも言える、企業スポンサーの取得。

実は、企業は条件をクリアして初めて従業員をスポンサーできるのです。

ざっくりいうと、

  • Labour agreementsを利用している企業で、
  • オーストラリア市民や永住権保持者で代わりにそのポジションをつとめられる人が見つからず、
  • その業界内で、そのポジションに支払われる平均給与を払える

などの条件をクリアできる企業が、従業員をスポンサーできます。

給料は、業界に関わらず年間最低$53,900以上払うこと。

なので、最低でもこの額、業界平均がこれより高ければその額を払えることが企業がクリアすべき条件になってきます。

引用元:移民局

https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/employing-and-sponsoring-someone/sponsoring-workers/nominating-a-position

就活時にこれらを聞くのはさすがに無理なので、スポンサーを探す時はある程度の力を持った企業選びも重要になるでしょう。

 

英語はIELTSでなくてもOK

186ビザ取得に必要な英語力は、IELTS全セクション6なのでけっこう簡単。

ただ、IELTSである必要はありません。

ここ数年、オーストラリアではPTEというテストが大人気。

IELTSよりも高い点を取りやすいのが理由です。

IELTSと違ってすべてコンピュータで行う試験で、問題の種類もIELTSとは大きく違います。

最初は慣れない問題に戸惑うかもしれないけど、練習すればきっとIELTSよりいい点を取れると思いますよ。

オレはIELTSではOverall7しかないけど、PTEでは一度IELTS7.5相当の点を取りました。リーディングとスピーキングは8相当でした。

IELTSでは一回もこんな点数とったことないです。

You TubeにPTEの練習用動画が大量にあるので、気になる人は一度見ることを勧めます。

値段はIELTSと同じで330ドル。

 

申請~取得までの流れ

申請前からビザ取得まではこんな感じです。

  1. ドキュメントを集める(ビザ取得条件をクリア)
  2. ビザ申請&申請料支払い
  3. 移民局の企業スポンサーの審査を待つ
  4. 企業がスポンサーとして認められたら、その後申請者自身の審査に入るのでその結果を待つ
  5. 審査結果を受け取る=ビザ取得

ドキュメントは、それぞれの方法で必要なものが違うので注意。

ところで、ドキュメントの中には日本の警察が発行する無犯罪履歴証明書が含まれます。

海外でこれを申請すると手元に来るまでに2ヶ月くらいかかるんですが、申請時にもらう領収書があれば、それを一時的な代わりとしてビザ申請できます。

実際の書類が届いたら、本物を提出すればOKです(オレもこうして問題なく永住権取れた)。

 

申請から取得までは結構時間がかかります。

1年くらい待つことも普通です。気長に待ちましょう。

追加の書類の提出を求められることがあるので(例えば健康診断の結果など)、ビザ申請後は申請時に記載したメールアドレスを確認してください。

 

まとめ:DEはすでに仕事&職歴がある人に有利

186ビザは企業のスポンサーを受けて取るビザ。

3つの申請方法があり、それぞれ申請方法が違います。

ここではDirect Entry streamについて取り上げました。

DEは他の申請方法と違って特定のビザを持っている必要がない、その名の通りダイレクトに申請できる方法です。

ビザ取得の最大の難関は、やはりスポンサーになってくれる企業を見つけることでしょう。

逆言えば、スポンサーさえ見つかれば186ビザは比較的簡単に取れるビザと言っていいと思います。

現状の189や190ビザの取得難易度を考えると、かなり186ビザは狙い目のビザだと思います。

特に職歴がある人には有利。

スポンサーを見つけてそこから永住権をと考えていた人、このビザを狙ってみてはどうでしょうか。

 

次回は他の2つのストリームについて触れていきます。

では!

 

後編:

ビジネスビザからオーストラリア永住権へ繋げる! – 企業スポンサー永住ビザ(186ビザ)

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