大学卒業後に申請できるビザについて話を聞いてきた

どうもです。

ギリギリです。

 

もしかしたら工場での仕事の契約が終了したかもしれない。

いつも水曜に次の1週間のシフトの連絡がジョブエージェンシーからくるんだけど、今週分のがまだこない。

仕事初日に1月までってスーパーバイザーが言ってたから、もしかしたらホントにそうなのかも。

学校が始まるギリギリまで仕事して稼ぎたかったんだけどなー

 

卒業後に申請できるビザとは?

さて、先週火曜に友達にあってきました。

目的は本題の通り、卒業後に申請する予定のビザの話。

オーストラリアでは、オーストラリアの大学/大学院もしくはそれに相当する学校(多分TAFEが含まれるTAFEは一部の例外を除きTAFEは1~1.5年のコースしか提供していないので無理)で、2年以上勉強して卒業した場合、俗にいう卒業ビザというビザが申請できるようになります。

今年の7月に卒業予定のオレはこのビザの申請を予定中。

だから、ビザ申請前に何が必要なのか正確に知りたいところ。

そこで、海外留学生を相手にビザのサポートをしている友達に詳しい話を聞いてきました。

 

何ができるのか

このビザ、Temporary Graduate visa (subclass 485)というのが正式名称。

オンラインで申請可能です。

詳細:https://www.border.gov.au/Trav/Visa-1/485-

 

このビザがあれば、2年間オーストラリアに滞在でき、かつ仕事もフルタイムでできるというすぐれもの。

大学で学んだことに関連する仕事でなくても問題なくできます。

 

2017/08/15追記

現時点で、Post-Study Work streamとGraduate Work streamの2つがあります。

https://www.border.gov.au/Trav/Stud/Post

 

ポストスタディは、オーストラリアの大学で、期間がの2年以上のコースの学位/修士/博士のどれかを取得完了していれば取得可能。職業リスト(Nominated Skilled List)に載っている職業に関連のあるコースを完了したかどうかとは無関係です。

ブログで解説してます。

http://postgraduateinbrisbane.com/what-you-need-for-graduate-visa-application-1/

http://postgraduateinbrisbane.com/details-of-how-to-apply-for-graduate-visa/

 

Graduate Work streamは、学位よりしたのもの(ディプロマとかサーティフィケートレベル)でも取れる可能性があります。

正直、職業リストと関係があるかはわかりません。

政府のサイトを見る限り、リストにないとダメとは書いてないけど・・・オレにはわかりません。

 

ただし、完了した学業と指定する職業が関連づいてないとダメなのは間違いなさそうです。

これに関して、オーストラリア政府のサイトを見ると例が載っています。

Example: Acceptable combinations of study and nominated occupations include:

  • an applicant who nominates ‘Physiotherapist’ as their skilled occupation and completes a degree in physiotherapy in Australia

  • an applicant who nominates ‘Air-conditioning and Mechanical Services Plumber’ as their skilled occupation who has completed a Certificate III in Plumbing and a Diploma of Plumbing and Services in Australia

2017/08/15サイトより引用

 

この2つの例はビ良い例。あくまで例。

1つ目の例は、申請者が彼らの職業として理学療法士を選び、オーストラリアで理学療法の学位を完了している。

2つ目の例は、申請者が彼らの職業として空調・水道業者(配管工?)を選び、かつ彼らがオーストラリアでサーティフィケート3のPlumbing and a Diploma of Plumbing and Servicesを完了している。

Example: A combination of study and nominated occupation that would not be acceptable:

  • An applicant’s nominated occupation is Registered Nurse but they satisfied the Australian study requirement on the basis of having completed a Bachelor of Commerce.

 

コレは悪い例。あくまで一例。

応募者の指定した職業が正看護婦(Registered Nurse)だけど、 a Bachelor of Commerce(貿易?詳しくはググって)を完了している。

これはつまり、指定する職業と、完了した学業が一致していないからダメ、ということ。

さらに詳しく知りたい人はググってください。

 

オーストラリアで2年以上大学に通って卒業した人は、Post-Study work streamで卒業ビザが申請できます。

追記終わり

 

申請条件は?

以下が卒業ビザの申請条件(上のリンクに飛んで表示される内容と全く同じものです)。

You might be eligible to apply for this visa if you:

  • are younger than 50 years of age
  • are in Australia
  • hold an eligible visa(適切なビザを持っていること。大学生は問題なし)
  • meet the two-year Australian study requirement(2年以上のオーストラリアでの学業)
  • meet the English language requirement
  • have recently graduated with either an eligible qualification or with skills and qualifications that relate to an occupation on the skilled occupation list (SOL).

 

最後のは、ふさわしい能力(知識)を得て学業を完了した人、もしくはSOLに記載されている職業に関連する技術と能力を得て学業を完了した人かどうか。

いろいろ条件があるけど、あんまり難しいことは考えなくても平気だと思います。

大学卒業してて、英語(IELTSかそれ相当の英語テスト)がそこそこの点取れてれば問題なくとれるはず。

ちなみに、かなりの数の海外留学生たちが、卒業後にこのビザの申請をします。

オーストラリア永住や少しでも長く残るために、このビザは必須と言っても過言じゃないものです。

 

申請には何が必要なのか

友達に聞いたところ、このビザの申請に必要なものは以下の通り。

Visa application fee: $1485.88(申請直前に値上がりしないことを祈る(笑))

1. ID

  • Passport
  • Passport size photo
  • Birth certificate

2. Health & Character Documents

  • OVHC (オーストラリアの医療保険) … 約$100/月
  • AFP … 約$43 (Passport $ Credit card+bank statementが必要)
  • Visa medical check … 約$220

3. IELTS

  • ビザ申請日から過去3年以内に受けたIELTSの結果で、overall が6.0以上、かつ各セクションが5.0以上であること … $330

4. Academic Documents

  • Completion letter (コースを完了したという通知。卒業するともらえるものらしい)
  • Academic transcripts(成績)
  • CoE(学生ビザを申請した際に学校から受け取った証明書みたいなもの。学生ならすでに持っている)

 

全部でこれだけ。

結構あるな~

さて、簡単に上から見ていこう。

まずBirth certificateは出生証明書のことで、日本だと戸籍謄本がこれにあたるらしい。

軽くぐぐってみたら、原本(日本語)とその英訳の両方が必要になるっぽい。

日本から取り寄せ+英訳が必要だから、これについては早めに手を打たないといけないな。

戸籍謄本の発行は400円なので、全然大したことなし。

英訳は自分でやってもOKっぽい。これについては日が近づいてきたら友達に再度詳しく聞こう。

 

OVHCはオーストラリアにいる以上医療保険に入っていないといけないようで、これはそのためのもの。

Bupaという会社が提供しているプランが一番安いそうで、上にもある通り一月約100ドル。

保険に入るとIDだか何だかが発行されるらしいので、それをビザ申請時に入力するらしい。

 

AFPはAustralian Federal Policeの事のようで、犯罪歴証明書のようなものを提出する必要があるとのこと。

OVHCと同じくビザ申請時にこの証明書をアップロードすることになる。

この証明書、申請から取得までにどのくらいかかるんやろう。

たまにこの証明書出せって言ってる仕事の求人見るし、ググったらさくっと出そうだな。

 

Medical checkは言わずもがな、健康診断のこと。

これが高い・・・正確には$216.8らしい。

ワーホリの時に必要な健康診断とは若干違うもう少し簡単な診断のでいいらしい。

これも時期が近づいたら要チェックだな。

 

友達と話していて一番嬉しかったのは、このビザ申請にIELTSを受けなくて済むのがわかったこと。

IELTSは過去3年以内の結果が使えるので、2年前に大学院に入るために受けたIELTSはまだ有効。

当然結果はoverall6.0, 全セクション5.0以上なのでIELTSはすでにクリア済み!

いや~330ドルの節約+テストに使う時間がゼロになるのはほんとに助かる。

いくらoverall 6.0でも、多少は準備が必要だからね。

ほんと嬉しい。

 

最後のアカデミックドキュメント系は、CoE以外は卒業後にしか手に入らないのでしばらくは放置で。

 

ひとまず現時点でわかっている、この卒業ビザにかかる費用は、

1485.88+100+43+220=$1848.88

プラス、戸籍謄本の発行に400円(今のレートで3.5ドルくらい?)

約1852ドル

 

個人的には何だかんだでもう少し費用がかかるだろうから、プラス300ドルくらい余分に見て

約2152ドル

ぐぐぐ・・・結構かかる・・・

 

貧乏なオレにはこの額は厳しい。

が、将来に繋がる大事なことだからな。がんばらないと。

 

ワーホリや学生ビザに関する情報はブログとかでよく見かけるけど、

今回取り上げた卒業ビザ、Temporary Graduate visa (subclass 485)も含めたその他のビザの日本語での情報はほんとうに少ない。

それらの情報がほしいけどなかなか見つけられないという人たちに、

今回のブログが役立てば幸いです。

このビザに関するさらなる情報があれば、コメント欄にどうぞ。

質問はコメントに残すか、問い合わせフォームから送ってもらえれば答えます。

 

2件のコメント

  1. 最後のは、ふさわしい能力(知識)を得て学業を完了した人、もしくはSOLに記載されている職業に関連する技術と能力を得て学業を完了した人かどうか。いろいろ条件があるけど、あんまり難しいことは考えなくても平気だと思います。大学卒業してて、英語(IELTSかそれ相当の英語テスト)がそこそこの点取れてれば問題なくとれるはず。

    これはかなり安易な書き方ですね。問題は「SOLに記載されている職業に関連」というところだよ。
    大学をどれほどいい成績で卒業しようが、なんだろうが、「SOL」に記載のない職業ではどうしようもない。
    このブログを読んだ高校生などは、そこがわからないのじゃないかなぁ?
    オーストラリアの大学で、専攻する分野を選んだ段階で、成績には関係なく、このビザが取れない人が沢山いる、ということをきちんと書かないと。英語が分からず一次資料を読めない人達に、叶わぬ夢を見させることになりますよ!

    1. なおたかさん

      Post-Study Work StreamはSOLと無関係です。
      Graduate Workは職業と関連があるみたいだけど、リストに載っていないとダメかどうかはオレにはわかりません。
      https://www.border.gov.au/Trav/Stud/Post

      これらについてブログに追記しました。

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